分詞構文とは

これまでは分詞について学習をしてきました。

 

今回からは分詞構文について学習を進めていきます。

 

分詞構文を理解しやすくするために分詞について少し振り返りますが、分詞とは動詞を形容詞に変える働きがありました。

 

dancing boy
踊っている少年

 

「dancing」が分詞で「踊っている」という意味の形容詞になり、名詞「boy」を修飾しています。

 

これが分詞(現在分詞)です。

 

それに対し、分詞構文では動詞を副詞に変える働きがあります。

 

とはいっても何のことかサッパリだと思うので例文を用いて解説していきます。

 

Studying English hard, you can be a good speaker.
一生懸命英語を勉強すれば、良い英語話者になれるだろう。

 

この例文の「Studying English hard」までが分詞構文で「一生懸命英語を勉強すれば」という意味をしています。

 

そして、この「一生懸命英語を勉強すれば」は「良い英語話者になれる」ということを修飾しているので副詞的な役割をしています。

 

今まではこの「Studying English hard」を、

 

If you study English hard,
(接続詞+主語+V〜,)

 

と書いて「一生懸命英語を勉強すれば」という意味を表現していました。

 

分詞構文は「Ving〜」の形でこれと同じように副詞的な意味を作ります。

 

つまりこれを公式的に書くと以下のようになります。

【もともとの文章】
接続詞 S V1, S V2.

 

【分詞構文に書き換え】
V1ing, S V2.

 

手順で言えば、「接続詞を消す→主語を消す→動詞をing形にする」です。

 

接続詞には、

 

with
〜ながら

 

when
〜とき

 

because
〜なので

 

as
〜なので

 

since
〜なので

 

if
〜ならば

 

though
〜だけれども

 

などさまざまなものが該当します。

 

つまり接続詞なら何でもOKというわけです。

 

しかし、1つだけ分詞構文には条件があります。

 

それは前の文章とうしろの文章の主語が同じ場合しか分詞構文にすることができないというものです。

 

If you study English hard, you can be a good speaker.

 

上の文は、前とうしろの主語がともに「you」で同じになっています。

 

このように主語が同じ場合のときだけ、以下のような分詞構文を用いた文章に書き換えることが可能です。

 

Studying English hard, you can be a good speaker.

 

上の2つの文は意味はまったく同じであり、前とうしろの文章ともに主語が「you」ですよね。

 

前とうしろの主語が同じときだけ分詞構文にすることができる、このルールは忘れずに覚えておきましょう。

 

ここからはちょっと難しい話になってしまうので中級者以上の人のみが対象になります。

 

分詞構文の5つのパターン

 

付帯状況を表す

 

She is cleaning her room listening to music.
彼女は音楽を聴きながら部屋を掃除しています。

 

付帯状況とは「〜しながら」という2つの動作が同時に行われていることを言います。

 

この文章では「listening to music」が分詞構文に当たり、「音楽を聴きながら」という意味になっています。

 

分詞構文の中でもっとも使用頻度が高いのがこの付帯状況を表すパターンです。

 

ちなみに文末に分詞構文がくる場合、分詞構文の前に「,」を付けることもあります。

 

She is cleaning her room, listening to music.

 

原因や理由を表す

 

Working out everyday, I'm in good shape.
毎日運動をしているので、体調がいいです。

 

この文章では「Working out everyday」が分詞構文で、体調がいい理由を表しています。

 

時を表す

 

Cleaning my room, I found some old photos.
部屋を掃除しているとき、私は何枚かの古い写真を見つけました。

 

この例文では「Cleaning my room」が「部屋を掃除しているとき」という時を表しています。

 

動作の連続を表す

 

Taking off her shoes, she entered the room.
靴を脱いで、彼女は部屋に入りました。

 

靴を脱ぐという動作があり、それに続き部屋に入るという動作がきています。

 

このように動作の連続も分詞構文を使って表現することができます。

 

条件を表す

 

Using this machine, we can improve the efficiency more than 20%.
この機械を使えば、能率を20%以上上げることができます。

 

この文章では「Using this machine」が分詞構文で「この機械を使えば」という条件を表しています。

 

以上の5つのパターンが分詞構文の使い方になります。

 

 

 

説明だけでは複雑な分詞構文ですが、実際は省略形なので慣れればかなり使い勝手のいいものです。

 

しかしながら、分詞構文は文章表現が主であり、話し言葉ではあまり使われていません。

 

ですので日常英会話習得を目指すのならば、分詞構文を使わず、通常の接続詞を使った表現を覚えるようにした方がいいです。

 

また、さまざまな接続詞を含む文章が分詞構文に書き換え可能ということなので、分詞構文になっている文章の意味は文脈から考えて判断していく必要があります。

 

 

 

次の講義はコチラ:分詞構文の否定形の作り方

 

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