分詞構文の完了形

時制の違う2つの文章を分詞構文で表現する場合、分詞構文の完了形を使います。

 

Having eaten too much, I can't move now.
食べ過ぎてしまったので今動けません。

 

上の文章は分詞構文の完了形です。

 

通常の分詞構文が「Ving」であり、それを完了形にすると「having Vpp」となります。

 

前の文章「Having eaten too much」は「食べ過ぎてしまった」という過去形の意味をしています。

 

それに対してうしろの文章「I can't move now」は「今動くことができません」と今のことを表す現在形です。

 

つまり、前の文章の出来事はうしろの文章の出来事よりも以前に起きていることになります。

 

このように時制の違う2つの文章かつ、前の文章とうしろの文章の主語が同じ場合は分詞構文の完了形を使うことができます。

 

これを公式的に書くと以下のようになります。

【もともとの文章】
接続詞 S have V1pp, S V2.

 

【分詞構文の完了形に書き換え】
Having V1pp, S V2〜.

 

Having eaten too much, I can't move now.

 

この例文を上の公式に従って通常の文章に戻してみます。

 

Because I have eaten too much, I can't move now.

 

このようになります。

 

意味はともにまったく同じで、「食べ過ぎてしまったので今動けません。」です。

 

文章の中で時制が違う場合の分詞構文は、「Having Vpp」から書き出すと覚えておきましょう。

 

なお、文法書によっては「述語動詞の時制よりも前の時制を表す場合に分詞構文の完了形を使う」と説明がされています。

 

この「述語動詞」とは先ほどの例文で言う「can't move」のことです。

 

つまりは分詞構文にならない方の文、うしろの文のことを述語動詞と表現しているわけです。

 

また、注意点としてただの分詞構文は連続した動作を表すこともあります。

 

Turning on the radio, I listened to the music.
ラジオをつけて、私は音楽を聴きました。

 

この場合、ラジオをつけるという動作は、音楽を聴くという動作よりもわずかながらに前の時制になります。

 

それゆえに分詞構文の完了形を使うと考えてもよいのですが、このように時間にわずかの差しかない連続した動作は通常の分詞構文を用いればOKです。

 

 

 

完了形を用いると今よりも前の時制のことを表すことができます。

 

この考え方は分詞構文でも同じで、文章の中で時制に違いがある場合は分詞構文も完了形を使います。

 

 

 

次の講義はコチラ:分詞構文の慣用表現まとめ

 

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