助動詞のmayとは

助動詞の「may」には許可・推量・祈願の3つの意味があります。

 

許可の意味のmay

 

You may go now.
行ってもよろしいです。
(許可の意味)

 

助動詞の「can」にも許可の意味があると説明をしましたが、「may」には「上から目線の許可」というニュアンスがあります。

 

例えば教師と生徒、上司と部下という感じで力関係がハッキリと上下に分かれている場合は「may」を許可の意味で使います。

 

「can」の場合は友達に対して「いいよ」と許可をする場合に使います。

 

推量の意味のmay

 

This picture may be fake.
この写真は偽物かもしれない。
(推量の意味)

 

ここで認識する必要があるのは、「かもしれない」の確度です。

 

おおよそですが「may」は50%と言われています。

 

つまり上の例文で言えば、偽物である可能性が50%というわけです。

 

また、「may」の過去形は「might」で、この過去形「might」は推量の意味でよく使われます。

 

発音を無理にカタカナで表せば「マイト」です。

 

This picture might be fake.
この写真は偽物かもしれない。

 

しかしながら、意味としては過去形の意味になるわけではありません。

 

上に示したように現在形の意味になります。

 

それでは、「may」と過去形「might」の違いは何かと言えば確度です。

 

「may」の50%に対して「might」はそれよりも確度が低くなります。

 

定量的に言えば30%程度と言えます。

 

祈願の意味のmay

 

May my dream come true.
私の夢がかないますように。
(祈願の意味)

 

祈願の意味だけは「may」が文頭に出て倒置の形を取ります。

 

これはルールなので覚えてしまうしかありません。

 

また、上に説明をしたいずれの意味でも「may」は助動詞なのでその後にくる動詞は必ず原形になります。

 

mayの否定文の作り方

 

「may」は上に説明をした許可の意味の場合のみ否定形を取ることができます。

 

否定文の作り方は「may not」とします。

 

You may not go now.
行ってはいけません。

 

許可の逆は禁止です。

 

このように「may」を否定形にして用いると強い禁止の意味になります。

 

また、「may not」には短縮形がありませんので常に「may not」として使うようにしましょう。

 

mayの疑問文の作り方

 

疑問文の作り方は「May S V 〜?」とします。

 

May I ask you a question?
質問してもよろしいですか?

 

「may」を使った疑問文はもっとも丁寧なお願いをする場合に用います。

 

ビジネスの場面で本当によく使います。

 

May I come in?
中に入ってもよろしいでしょうか?

 

これは英検の二次試験の面接で入室するときのお決まりのフレーズです。

 

may wellの意味

 

50%の可能性の「may」を用いた「may well」という熟語があります。

 

He may well quit his compay.
彼が会社を辞めるのはもっともだ。

 

このように「may well V」という形で使用し、「Vするのももっともだ(許可)」「きっとVするだろう(推量)」という意味になります。

 

「may」には「してもよい(許可)」「かもしれない(推量)」という意味があります。

 

それに対して「well」の意味は「すごく」「十分に」という意味です。

 

そのため許可の意味では、「してもよい+well」→「すごく〜してもよい」→「〜するのももっともだ」という意味になります。

 

推量の意味では、「かもしれない+well」→「すごく〜かもしれない」→「きっと〜するだろう」という意味になります。

 

50%の可能性の「may」に「well」を加えているため、「may」よりも可能性が高くなるわけです。

 

ネイティブスピーカーの感覚では70〜80%と言えます。

 

may(might) as wellの意味

 

You may as well take a rest.
あなたは休憩をとった方がよいです。

 

上の例文のように「may(might) as well V」の形で、「Vした方がよい」という意味になります。

 

ニュアンスとして、「したくないならしなくてもいいけど、したほうがいいよ」という程度の強さになります。

 

つまりは「助言」であり、「had better V」のように「しなければマズイですよ」という「忠告」のニュアンスはありません。

 

学校の授業や文法書ではここで説明したように「may(might) as well V」の形で文章中での使い方のみが取り上げられています。

 

しかし、ネイティブスピーカーは「may」ではなく「might as well」については単独でも使用しています。

 

Should we get a salad bowl, too?
サラダも注文しようか?

 

Might as well.
せっかくだしね。

 

このように相手の提案などに対して特に否定や断る理由がないときに「せっかくだしね」という意味で「Might as well.」を単独で使用します。

 

might as well V1 as V2の意味

 

I might as well kill myself as work here forever.
ここでずっと働くくらないら死んだ方がましです。

 

「might as well V1 as V2」の形で「V2するくらいならV1した方がましだ」という意味になります。

 

文法書によっては「V2するのはV1するのと同じようなものだ」という意味が記されている場合もあります。

 

しかしながら、これも考え直せば、「V2するのはV1するのと同じようなものだ」→「それだったらV1した方がいいよね」→「V2するくらいならV1した方がましだ」と解釈することができます。

 

注意点として、「might as well V1 as V2」の形で常に使われ、「may as well V1 as V2」のように「might」の代わりに「may」が使われることはありません。

 

 

 

助動詞「may」については祈願の意味の用法だけは注意しましょう。

 

文頭に「may」がくる特殊な形となります。

 

また、「may」を使った疑問文はとても丁寧な表現なので日常英会話やビジネス英会話で多用します。

 

相手に角が立たないので使っておけば無難なのが「may」です。

 

話が大きくそれますが、「May(5月)」もここで紹介をした「may」と同じ綴りをしていますが、月は大文字から書き出すのがルールなので文章中では一目瞭然で見分けることができます。

 

 

 

次の講義はコチラ:助動詞のmustとは

 

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