助動詞のcanとは

助動詞の「can」には、以下の3つの意味があります。

「〜できる」という可能の意味

 

「〜でありうる」という可能性の意味

 

「〜してもよい」という許可の意味

 

それぞれについて例文とともに説明をしていきます。

 

可能の意味のcan

 

He can play soccer very well.
彼はサッカーをとてもうまくすることができます。
(可能の意味)

 

可能の意味の「can」には、「能力的にできる」というニュアンスがあります。

 

上の例文で言えば、彼は能力的にサッカーがうまくできるという意味です。

 

助動詞の後に続く動詞は原形になるというルールが存在するので、「can」の後は動詞の原形が続きます。

 

可能性の意味のcan

 

It can rain today.
雨が降る可能性があります。
(可能性の意味)

 

可能性の意味の「can」には、「起こりうる、ありえる、可能性がある」というニュアンスがあります。

 

上の例文では、雨が降る可能性を表すために「can」を用いています。

 

許可の意味のcan

 

You can eat this apple.
このリンゴを食べてもいいよ。

 

許可の意味の「can」は、「〜してよい」というニュアンスになります。

 

助動詞の「may」にも許可の意味がありますが、「may」は「してもよろしいですか」という感じでかしこまったニュアンスになります。

 

それに対して「can」は仲の良い人に対して気楽に使う表現というイメージです。

 

「ちょっとこれしていい?」

 

「あー、いいよ」

 

日本語の会話で表せばこのような場面で使われるのが「can」です。

 

許可を求める場合も助動詞の「can」を使用します。

 

Can I eat this apple?
このリンゴ食べてもいい?

 

このような使い方も頻繁にします。

 

canの否定文の作り方

 

can not V
Vできない

 

I can not understand that.
私はそれが理解できません。

 

「can not」は短縮形で「can't」となります。

 

カタカナで表せば「キャント」ですが、オーストラリア人は「カント」と発音したりします。

 

可能性の意味の「can」の否定形「can't」は強烈な否定の意味を持つので注意が必要です。

 

That can't be true.
それが本当のはずがない。

 

このように可能性の完全否定を表す意味を持ちます。

 

canの疑問文の作り方

 

Can S V〜?
SはVすることができますか?
SにVしてもらってもいい?

 

Can you play soccer?
あなたはサッカーをすることができますか?

 

Can you tell me why?
なぜか教えてもらってもいい?

 

canの過去形について

 

「can」の過去形は「could」です。

 

「could」を用いることで、可能、可能性の意味の場合は過去を表すことができます。

 

He could play soccer very well.
彼はサッカーをとてもうまくすることができました。

 

注意すべき点は、許可の意味の場合は過去形にはならないということです。

 

Could I eat this apple?
このリンゴを食べてもいいですか?

 

このように「could」を用いることで、

 

Can I eat this apple?
このリンゴ食べてもいい?

 

と尋ねるのよりも丁寧なニュアンスを持たせることができます。

 

これについてより詳しく知りたい人はコチラをどうぞ。

 

英語は助動詞の使い方で丁寧な表現ができるようになる

 

canの未来形について

 

未来形を表すには助動詞の「will」を用います。

 

しかし、助動詞の「will」と「can」を重ねて使用することはできません。

 

【×】
I will can play soccer very well.

 

そのためここで登場するのが「can」の言い換えである「be able to」です。

 

【◯】
I will be able to play soccer very well.

 

このように「will」と「can」がケンカしないように「will be able to」を使うようにしましょう。

 

「can」と「be able to」の違いについて

 

「can」と「be able to」の違いについて触れている文法書は多くはありません。

 

ですのでそれほど違いについて慎重になる必要はないかと思います。

 

一般的に言われている「can」と「be able to」の違いは、

 

canは身に備わった能力を表す

 

be able toは一時的な能力を表す

 

ということです。

 

非常に理解が難しいのですが、上の説明上、正確には「could」と「was able to」との違いと言った方がいいでしょう。

 

I could get 800 on TOEIC.
TOEICで(毎回のように)800点を取ることができた。

 

I was able to get 800 on TOEIC.
TOEICで(一度だけ)800点を取ることができた。

 

このような意味の違いがあります。

 

意味的にもっぱら過去形での使い分けしか成立しないという感じです。

 

過去形の場合のみに意識することなので、私としては「can」と「be able to」はほぼ同じと理解をして、使い分けに慎重になる必要はないと感じています。

 

否定形の場合は、これとは少し理解が変わってきます。

 

「be able to」の否定形は「be unable to」であり、「〜できない」という意味になります。

 

I can't do that.

 

I'm unable to do that.

 

上の2つの例文はともに人に何か頼まれたことを断る場合に用いられ、「私はそれをすることができません」という意味ですが、ニュアンスは同じではありません。

 

「I can't do that.」は自分の意思で「やりたくないからできない」というニュアンスが含まれます。

 

それに対して「I'm unable to do that.」は「できたらいいとは思うのですが、他との兼ね合いなどもありできないです」という事情を匂わせるニュアンスがあります。

 

そのため、人に何か頼まれたことを「できません」と断るとき、特にビジネスのシーンでは、「be unable to」が使われることがほとんどです。

 

 

 

助動詞「can」は英語では必須の単語です。

 

可能・可能性・許可、いずれの場合も正確に使えるようにしておきましょう。

 

 

 

次は「can」とは違ったニュアンスの許可の意味を持つ助動詞「may」について詳しく説明をしていきます。

 

次の講義はコチラ:助動詞のmayとは

 

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