進行形とは

チェックポイント まずはこれだけ覚える!

 

 

進行形は今まさにしている動作を表す時制表現!
I am playing the guitar.
私はギターを演奏しています
「〜しています」という意味になる!

 

〜目次〜

 

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進行形とは

 

進行形とは、今まさにその動作をしているという様子を表すときに使う時制表現のことを言います。

 

進行形は「be動詞+動詞のing形」を取り、現在・過去・未来といういかなる時制においても、「今まさにその動作をしている様子」を表すことができます。

 

 

現在形と現在進行形の違い

 

進行形を理解するにあたって、まずはもっとも基本である現在形と現在進行形の違いから説明していきます。

 

【現在形】
I study English.
私は英語を勉強します

 

【現在進行形】
I am studying English.
私は英語を勉強しています

 

一見、同じ意味に感じてしまう現在形と現在進行形ですが、実際にこれらが持つ意味は大きく異なります。

 

現在形は「英語を勉強します」という習慣的なことを表しています。

 

先週も英語を勉強しました、昨日も英語を勉強しました、今日もします、明日もします、週末もします・・・というように習慣的に英語を勉強しているというニュアンスです。

 

きっと英語の上達を目指して勉強しているのでしょう。

 

大事なことは、今この瞬間に英語を勉強しているかどうかは関係ないということです。

 

これが現在形です。

 

現在進行形では、今まさにこの瞬間に英語を勉強しているというニュアンスになります。

 

普段はまったく英語の勉強をしていないかもしれない、もう二度と英語の勉強をすることはないかもしれない、でも今この瞬間は英語の勉強をしていますという意味になります。

 

このように今まさに何かをしている様子を表すのが現在進行形です。

 

ここでは、現在形と現在進行形を用いて説明しましたが、過去進行形や未来進行形になっても考え方は同じで、その瞬間にしていることを表すのが進行形です。

 

 

進行形の作り方

 

基本的な型は、「主語+be動詞+動詞のing形」です。

 

We play soccer.
私たちはサッカーをします。(現在形)

 

We are playing soccer.
私たちはサッカーをしています。(現在進行形)

 

動詞を「be動詞+ing形」にすることで進行形を作ることができます。

 

上の例文の日本語訳のように「(今まさに)〜している」という意味になります。

 

進行形はbe動詞の時制を過去形に変えることで過去進行形、未来形に変えることで未来進行形を作ることもできます。

 

過去進行形はbe動詞を過去形にします。

 

We were playing soccer.
私たちはサッカーをしていました。(過去進行形)

 

過去のとあるときに「サッカーをしていた」という意味です。

 

未来進行形はbe動詞を未来形にします。

 

We will be playing soccer.
私たちはサッカーをしているだろう。(未来進行形)

 

We are going to be playing soccer.
私たちはサッカーをしているだろう。(未来進行形)

 

未来形の「will」と「be going to」の違いについては、コチラで詳しく解説しています。

 

このように、動詞の時制をコントロールすることで、過去進行形と未来進行形を作ることができます。

 

また、「現在完了形+進行形」という形にすることで現在完了進行形を作ることも可能です。

 

なお、現在完了進行形についてはコチラで詳しく解説しています。

 

 

進行形の否定文

 

進行形の否定文は以下のようになります。

 

We are not playing soccer.
私たちはサッカーをしていません。

 

進行形の否定文の作り方は、「be動詞+not+動詞のing形」というように「not」を入れるだけです。

 

そして、「〜していません」という意味になります。

 

 

進行形の疑問文

 

進行形の疑問文は以下のようになります。

 

Are you crying?
あなたは泣いていますか?

 

進行形の疑問文の作り方は、「be動詞+主語+動詞のing形」というように通常の疑問文と考え方は同じです。

 

そして、「〜していますか?」という意味になります。

 

 

動詞のing形の作り方

 

パターン1
動詞の原形にingを付けるパターン

 

stay → staying

 

パターン2
eで終わる動詞のパターン

 

take → taking

 

このように、eを省略してingを付けます。

 

パターン3
動詞の終わりがアクセントのある短母音+子音の場合

 

sit → sitting

 

この場合「i」がアクセントのある短母音です。

 

上記の3つのパターンにて、動詞をing形にします。

 

 

進行形にできない・しない動詞

 

進行形にできない動詞・しない動詞には以下の2つ種類があります。

 

  1. 状態や構成を表す動詞
  2.  

  3. 知覚や心理を表す動詞

 

これらについて、具体的にどのような動詞かを説明していきます。

 

まずは状態や構成を表す動詞についてです。

状態や構成を表す動詞の一覧
have
contain
belong to
remain
exist
resemble などなど

 

これらは状態や構成を表す動詞の代表例です。

 

I have a car.
私は車を持っています。

 

この例文は現在形ながら現在進行形の意味を持っています。

 

その理由は、「have」は「〜を持っている」という状態を表す動詞だからです。

 

今も前も明日も持っているという状態を表しているという意味です。

 

このように、状態や構成を表す動詞は進行形の形を取りません。

 

続いて、知覚や心理を表す動詞についてです。

知覚や心理を表す動詞の一覧
believe
want
like
love
know
hope
understand
forget
remember
hear
hate
smell
taste
see
feel などなど

 

これらは知覚や心理を表す動詞の代表例です。

 

I believe you.
私はあなたを信じています。

 

この例文も現在形ながら「信じている」という現在進行形の意味を持っています。

 

このような知覚や心理を表す動詞も現在進行形にすることができません。

 

※例外的にできる場合もあります。

 

「状態や構成」、「知覚や心理」と説明するとちょっと理解しづらいと思いますが、安心してください。

 

簡単に言ってしまえば、「すぐに中断してすぐに再開できるか」を基準に考えれば問題ありません。

 

I have a car.
私は車を持っています。

 

この状態をすぐに中断することも、中断後すぐに再開することもできないはずです。

 

車をすぐに売って、すぐに買い戻して・・・できないこともないかもしれませんが非現実的です。

 

I believe you.
私はあなたを信じています。

 

この状態もすぐに信じるのを止めて、また信じて・・・と、できないこともないのですが、実際の人間の心はこんなにすぐに変わるものではないので現実的にはすぐに中断もすぐに再開もできないと判断できます。

 

「すぐに中断してすぐに再開できるか」、この基準によって進行形にできる動詞、できない動詞を判断することができます。

 

 

受動態の進行形

 

受動態の進行形についても説明しておきます。

 

受動態の進行形は「be動詞+being+Vpp」という形で表すことができます。

 

※Vpp=動詞の過去分詞形

 

The boy is being scolded by his teacher.
少年は先生に怒られています。

 

「今まさに先生に怒られている」というように、受動態に進行形の意味を持たせることができます。

 

 

確定的な未来や予定を表す進行形

 

進行形に対する基本は、「今まさにその動作をしているという様子を表すこと」です。

 

これとは少し変わった性質の進行形として、確定的な未来や予定を表す進行形もあります。

 

I am visiting Tokyo next week.
私は来週東京を訪問することになっています。
私は来週東京を訪問する予定です。

 

上記の例文を「私は来週東京を訪れています」と訳してしまうのが不自然なとおり、確定的な未来や予定を進行形で表すこともあります。

 

もちろん、未来形で以下のように表すこともできます。

 

I am going to visit Tokyo next week.

 

未来形で表す場合は、進行形で表すよりも、確定度が高いというニュアンスが含まれます。

 

 

「〜してばかりいる」という意味を表す進行形

 

He is always playing video games.
彼はいつもテレビゲームばかりしています。

 

He is constantly thinking success.
彼はいつも成功することを考えています。

 

上記のように、「always(いつも)」や「constantly(絶えず)」などの強調語と同時に進行形を用いる場合は「いつも〜ばかりしている」という意味になります。

 

良い意味としてではなく、うんざりとしたことを表すときに用いる表現です。

 

 

例外的な意味を持つ「die」の進行形

 

「死ぬ」という意味の動詞「die」の進行形は例外的な意味を持ちます。

 

My father is dying.
私の父は死にかかっています。

 

※「die」のing形は「dying」

 

「私の父は死んでいます」という意味にはならず、「死にかかっています」という意味になるので注意が必要です。

 

 

 

次の講義はコチラ:現在完了形とは

 

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