動詞の原形を使った不定詞とは

不定詞とは「to V」の形を取り、名詞や形容詞、副詞の意味を持つものだと今まで説明をしてきました。

 

しかし、実はちょっと特殊な原形不定詞というものがあります。

 

His funny joke made us laugh.
彼のおもしろい冗談は私達を笑わせました。

 

上の文は原形不定詞というものです。

 

1つの文章に「made(makeの過去形)」と「laugh」という具合に動詞が2つあるように見えてしまいます。

 

「laugh(笑う)」は動詞なのですが、それを使うのであれば「to laugh」としなければならないと思う方がいるかもしれません。

 

しかし、「make」のように特定の動詞(後述)については、その後に続く不定詞が「to V」という形を取りません。

 

その代わりにそのまま動詞の原形が続きます。

 

これが原形不定詞というものです。

 

仮に主語が3人称単数であってもこの動詞には三単現の「s」がつくことはありません。

 

「to」も「s」もつかず、常に原形の動詞が続くので原形不定詞と言うわけです。

 

他にも原形不定詞を取る動詞はいくつかあり、それらは使役動詞と知覚動詞に分類することができます。

 

原形不定詞を取る使役動詞

 

まずは「使役」という意味を確認していきます。

 

使役とは、「人を使って何かをさせる」という意味として辞書に載っています。

 

この意味を理解した上で以下の動詞と例文を見ていきましょう。

 

ちなみに上に例文として出した「make」も使役動詞です。

 

have

 

have〜V
〜にVしてもらう、〜にVさせる

 

I have him open the window.
彼に窓を開けてもらいます。

 

let

 

let〜V
〜にVさせる

 

I let you know what happened.
何が起きたのかあなたに知らせます。

 

例外的な使役動詞

 

動詞「get」も使役動詞ですが、「get〜V」という形を取ることはできず、必ず「get〜to V」となります。

 

I got him to clean my room.
私は彼に私の部屋を掃除させました。

 

また、動詞「help」も使役動詞ですが、「help〜 to V」という形になる場合があります。

 

ただし、 「help」は「help〜 to V」という形も「help〜V」という形も両方を取ることができます。

 

Can you help me to carry this baggage?
この荷物を運ぶのを手伝ってくれますか?

 

Can you help me carry this baggage?

 

どちらも正解です。

 

ニュアンスとして原形不定詞を用いた「help〜V」の方がくだけたニュアンスがあり、「help〜 to V」の方が丁寧なニュアンスになります。

 

原形不定詞を取る知覚動詞

 

知覚の意味を辞書で調べると、「感覚器官を通して外界の物事や身体内部の状態を知る働き」とあります。

 

つまりは知覚動詞とは、何かを感じるための動詞として理解をしておきましょう。

 

feel

 

feel〜V
〜がVするのを感じる

 

I felt my dog run away.
私の犬が逃げていくと感じました。

 

see

 

see〜V
〜がVするのを見る

 

I saw the boy break the window.
少年がガラスを割るのを見ました。

 

hear

 

hear〜V
〜がVするのが聞こえる

 

We heard our baby cry loudly.
私たちは赤ちゃんが大声で泣くのが聞こえました。

 

以上、使役動詞と知覚動詞のいずれも時制や主語に関係なくすべて原形の動詞が続いています。

 

原形不定詞を取る動詞というのは上述のように決まっていますので、これらを覚えてしまうことです。

 

 

 

TOEICのリーディングのパート5の問題ではたまにこの原形不定詞を選ばせる問題が出題されます。

 

その場合は前にくる動詞を見て、原形不定詞になるかどうかを判断し、空欄になった部分に原形の動詞を選ぶだけで正解することができます。

 

これは1つのテクニックなので覚えておいてください。

 

そして、この原形不定詞のひっかけとしてよく出題されるのが「get」です。

 

「get」は「get〜to V」という例外的な形になるのでよく狙われます。

 

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次の講義はコチラ:不定詞の形式主語とは

 

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