不定詞の形式主語とは

今回はちょっと特殊な不定詞の使い方について説明をしていきます。

 

It is very difficult for me to study English.
英語を勉強することは私にとってすごく難しいことだ。

 

上の文章は「to study English」という不定詞の名詞的用法をしています。

 

「It」が文章の主語になっていますが、その「It」は文章中の形式的な主語であって、実際の訳の中には登場していません。

 

もし上の例文を単語の並びのまま直訳をすると、

 

それは私にとって英語を勉強することはすごく難しいことだ。

 

という意味不明なものになってしまいます。

 

このように形式上の主語「it」を文頭に置いて、意味上の主語を「for 人」の形で後から指定するものを不定詞の形式主語と言い、形式主語「it」は意味を持ちません。

 

これを公式的に表すと、以下のようになります。

It is 〜 for 人 to V.
Vすることは人にとって〜だ。

 

この「〜」の部分には形容詞でなく名詞も入ることができます。

 

It is very hard time for me to try new things.
新しいことに挑戦をすることは私にとってとても厳しい時だ。

 

上の文章は「hard time」という名詞を取っています。

 

なぜこのような形式主語を使うの?

 

これがすべてではありませんが、大きな理由としては文章をスッキリさせるためです。

 

例えば上の例文を形式主語を使用しない形にしてみます。

 

To try new things is very hard time for me.

 

この文章では主語が「To try new things」であり、少々長い感じがします。

 

※意味上の主語は「To try new things」をする「for me」に当たる「私」です。

 

これをスッキリさせるために形式主語「it」を用いているわけです。

 

また、「誰にとって」とわざわざ意味上の主語を指定する必要のない一般的なことも形式主語を用いた文章で表現されます。

 

It's not healthy to smoke.
タバコを吸うことは健康的ではありません。

 

この文章には「for 人」がありませんが、意味上の主語は「人々」であると分かります。

 

このように主語を誰と特定しなくても特定できるような一般的な事柄についても形式主語を用います。

 

 

 

英語では、形式主語「it」を使った文章をよく使います。

 

以下のように、不定詞に限らず形式主語「it」を使います。

 

It's raining.
雨が降っています。

 

このような文章でも「it」は意味を持ちません。

 

この文章でも言えることは、主語はなくても天気のことだという一般的な認識であるために形式主語を使うということです。

 

 

 

次の講義はコチラ:SVOtoVの不定詞とは

 

英文法講義トップページへ戻る


サイト情報

英語教材ランキング