助動詞の使い方がポイント

前回の講義では、英会話には4段階の丁寧レベルがあるということを説明しました。

 

今回はその続編として、どうすれば英語で丁寧な表現をできるのかということを解説していきます。

 

簡単に言えば日本語の敬語だと思ってください。

 

まずは日本語で例を挙げます。

【1】なぜか教えてよ。

 

【2】なぜか教えてください。

 

【3】なぜか教えていただけるとうれしいのですが。

 

これらは意味としては全部同じなのですが、丁寧のレベルが全然違います。

 

今回、英語において敬語か敬語じゃないかのボーダーラインである上記【1】と【2】の表現の使い分けをする方法をお教えします。

 

これができるようになるだけでスピーキングの上級者に仲間入りかもしれません。

 

分かりやすいように上の3つの例をすべて英語にします。

【1】
Can you tell me why?
なぜか教えてよ

 

【2】
Could you tell me why?
なぜか教えてください

 

【3】
Could you please tell me why?
I would appreciate it if you could tell me why.
なぜか教えていただけるとうれしいのですが

 

【3】はちょっと高度なテクニックになりますので、まずは【1】と【2】を確実に押さえていただきたいです。

 

違いとしては助動詞の「can」が現在形か過去形「could」であるかの違いです。

 

このように助動詞は過去形にすると丁寧なニュアンスが含まれることになります。

 

そのため上の例では、「教えてよ→教えてください」とニュアンスが変わっているわけです。

 

助動詞を過去形にすることで丁寧なニュアンスになる代表的なものは、「can→could」と「will→would」です。

 

これをルールとして覚えてしまいましょう。

 

ルールとして覚えておくことで、いかなる会話にも応用できるようになります。

 

英語には敬語がないということを言う人もいるようですが、そんなことはありません。

 

このようにちゃんとした敬語に近い表現方法があります。

 

余裕があればしっかりと理解して、相手に不快な思いをさせないためにも使えるようにしておきましょう。

 

言葉は悪いですが、まずはバカのひとつ覚えで「could」だけは意識的に使うことからはじめてみてください。

 

そして最後に1つ注意点です。

 

たとえ助動詞で言葉に丁寧な意味合いを持たせても、最終的には「言い方」が大切になります。

 

いくら丁寧な言葉を発していても、それを言っている態度が丁寧さに欠けるものであれば、相手はそうとは受け取ってはくれません。

 

このあたりの感覚は日本語でもまったく同じです。

 

丁寧な表現と丁寧な言い方、この2つを意識するようにしましょう。

 

これが英語の敬語の第一歩になります。

 

最後に補足的に【3】の表現についても触れておきます。

 

Could you please tell me why?

 

この表現は上で説明したとおり、助動詞「can」が過去形の「could」になっています。

 

なおかつ、それに「please」を付けることでより丁寧さを出しているわけです。

 

そのため、【2】の「Could you tell me why?」よりも丁寧な表現になります。

 

I would appreciate it if you could tell me why.

 

この表現については仮定法になっていて、「もしなぜか教えていただけるのなら、うれしいのですが」という意味をしています。

 

仮定法にし、「教えていただけるのなら」というニュアンスを持たせることで、相手への押し付けがましさを消しているからこそ、とても丁寧な表現というわけです。

 

次の講義はコチラ:直接的や断定的な表現を使わない

 

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