前置詞の攻略法
英語を学習する中で前置詞というものについて悩む人がたくさんいると思います。
I knew that ( ) Facebook.
私はFacebookでそれを知りました。
上の英文の( )の中に正しい前置詞を入れなさい、という問題があったときに正解は「on」なのですが、「in(Facebookの中で)」や「by(Facebookで)」というような前置詞も入るのではないのかと思うのではないでしょうか。
実際には「on」が正解であっても、そのあたりのそれらしいものを選べるのであれば普段の会話では十分通じるものです。
実際にネイティブスピーカーであっても間違った前置詞を使ってしまうこともあります。
ですので、私たちノンネイティブはまずは極めて正解に近い前置詞を選べるようにすることを目指すと良いと思います。
ここでは、正解でなくても極めて正解に近いものを選ぶ前置詞の攻略法を説明します。
前置詞の攻略について考えることは2つあります。
1つめは前置詞が持つニュアンスを知ることです。
一例として「on」についてですが、「on」は「〜の上」という意味です。
ニュアンスとして何かの表面上にあるものを表すときに「on」を使います。
このようにそれぞれの前置詞がいくつものニュアンスを持っています。
それを知ってしまえばこのときはこの前置詞が合いそうだなと感覚的に分かってきます。
2つめは相性の良い単語を知ることです。
「internet」という単語に付く前置詞は「on」です。
そして「Facebook」や「mixi」に付く前置詞も「on」になります。
I knew that on Facebook.
このように前置詞の「on」を用いて表現するのが正解です。
このことから私がお伝えしたいのは、インターネット系の名詞には前置詞の「on」が相性が良いということです。
名詞や名詞のジャンルによって相性の良い前置詞がだいたい決まっています。
このような見方をすることで単語の前後関係から正しい前置詞を推測することができるようになります。
これら2つの方法を利用すれば高い確率で正しい前置詞が分かるようになります。
大切なことは普段の英語学習から前置詞に注目をしておくことです。
そうすれば前置詞が含むニュアンスも相性の良い前置詞も分かるようになってきます。
そして、何度も英文を読み上げることです。
読み上げた回数が紛れもなく経験になります。
ここまでしておけば無意識に正しい前置詞を選ぶこともできるようになります。
改めて上の英文に戻りますが、過去に「I knew that on Facebook.」と何度も読み上げたとすれば、
I knew that in Facebook.
I knew that by Facebook.
のように間違ったものを口にした瞬間に違和感を覚えるものです。
違和感があるものはだいたい不正解になります。
そして読み上げてみて一番しっくりくるものが正解になる場合が多いです。
ただし、これはたくさん読み上げを行った人のみが使えるテクニックです。
次の講義はコチラ:「たぶん」という意味を持つ単語の使い分け