「たぶん」という意味を持つ単語の使い分け

私たちは日本語で「たぶん」というワードをよく使っています。

 

「明日来る?」

 

「たぶん行くよ!」

 

このように「たぶん」という表現を1日の中で何度も使っています。

 

しかし、「たぶん」だけでは一体どれくらいの確率で来るのか具体的には分かりません。

「必ず行くよ」・・・100%

 

「きっと行くよ」・・・80%

 

「たぶん行くよ」・・・70%

 

「もし行けたら行くよ」・・・30%

 

上のパーセンテージは感覚的に私が独断で付けた数字ですが、一般的にこのようなイメージを持たれていることだと思います。

 

「たぶん」を漢字で表記すると「多分」となり、この漢字だけを見てしまうと「多い分」と読めてしまうため、「高確率」をイメージしがちですが、一般的にはそれほど高確率ではありません。

 

「たぶん」は「確度」を表す副詞ですが、英語にも日本語同様に「たぶん」を表す副詞(単語)はたくさんあります。

 

英語で「たぶん」を表す副詞

 

maybe

 

probably

 

perhaps

 

certainly

 

surely

 

possibly

 

likely

 

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このあたりは英会話を学ぶ上で覚える必要がある「たぶん」という意味を持つ英単語です。

 

それでは、これらが一体どの程度のパーセンテージの「たぶん」であるかということを解説していきます。

 

実際にネイティブスピーカーがどう感じてどのように使い分けているのかを、友人ネイティブスピーカー(アメリカ人)に聞いてみました。

ネイティブスピーカーの感覚での確度

 

(■definitely・・・100%)
100%「絶対」と言い切れ、そこに疑念がないというニュアンス。

 

■certainly・・・90%
客観的な理由から「確実だろう」というニュアンス。

 

■probably・・・80%
日本語の「たぶん」ともっとも意味が近く、高い確度を表し、よく使われる。

 

■surely・・・80%
「certainly」とは逆に、主観的な理由を元に「私はそうだと信じています」というニュアンス。

 

■likely・・・70%
「like 〜」に「〜のようだ」という意味があることからも推測できるとおり、「〜しそうだ」という推論を含んだニュアンス。

 

■maybe・・・50%
助動詞の「may」からも推測できるとおり、確実性の低い「たぶん」を表す。半々というニュアンス。

 

■perhaps・・・30%
弱い確度を表し、フォーマルなニュアンスがある。

 

■possibly・・・20%
「もしかすると」という意味で、可能性が一応あるというニュアンス。

 

聞いた相手が一人なので、すべての人がこの数字を提示するわけではないのですが、やはり、単語によって大きくパーセンテージは異なるようです。

 

意外にも中学で初期に学習した記憶がある「perhaps」は3割程度の確度しかない「たぶん」という意味でした。

 

このように単語によってパーセンテージが違うことは明らかなので、正確に使い分けをする必要があります。

 

しかし、そうは分かっても、使い分けを覚えたり、それを実践で正確に再現したりするのは簡単ではありません。

 

そこで、私が初心者におすすめしたいテクニックがあります。

「たぶん」の使い分け入門編

 

高確率の「たぶん」を表現したいときは「probably」を使う

 

低確率の「たぶん」を表現したいときは「maybe」を使う

 

高確率を表したいときは「probably」、低確率を表したいときは「maybe」、まずは馴染みのあるこれら2つの単語を用いた使い分けだけで十分です。

 

大切なことは曖昧に「たぶん」という表現を使わないことです。

 

相手とこちらとでズレが生じてしまうことがあるので、明確に高確率か低確率かは伝えるようにしましょう。

 

 

 

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