受動態とは?第3文型(SVO)の受動態

受動態とは「〜される」という意味を持つ文章です。

 

それに対して一般的な文章を能動態と言います。

 

My mother scolded me.
母親は私に怒りました。

 

これは通常の文章で能動態です。

 

I was scolded by my mother.
私は母親に怒られました。

 

これが受動態です。

 

日本語訳を見てのとおり「〜によって〜される」という意味になっています。

 

「be動詞+Vpp+by〜」という形を取ります。(by以外を取る場合もあり)

 

これが受動態の基本です。

 

実際のところ、普段の会話では圧倒的に能動態が使われています。

 

それでは受動態は必要ないのかというとそういうわけではありません。

 

受動態を用いるのにふさわしい場面というのがあります。

 

どんな場面で受動態を使うべきなのか解説をしていきます。

 

あえて強調したい場合

 

I was scolded by my mother.
私は母親に怒られました。

 

この文章の場合、「by my mother(母親に)」が強調されます。

 

能動態である「My mother scolded me.」では「母親」が強調されません。

 

このように「誰によって」を強調したい場合に受動態を使用します。

 

主語を言いたくない、主語が分からない場合

 

The window was broken.
窓が割られた。

 

きっと身内に犯人がいるのですが、それを誰かは言いたくない、誰か分からない、このような場合に受動態を使います。

 

受動態を用いることによって主語を言わずに文章を成立させることができます。

 

主語を言う必要がない場合

 

Rice is eaten all over the world.
お米は世界中で食べられています。

 

誰に食べられていると言わなくても誰が食べているか分かる、このような場合に受動態を使います。

 

長い主語を避ける場合

 

My teacher who is very smart and kind taught me everything.
賢くて親切な先生が私にすべてを教えた。

 

この文章の主語は「My teacher who is very smart and kind」です。

 

このように主語が長い文章はちょっと不自然な印象があるので以下のような受動態にします。

 

I was taught everything by my teacher who is very smart and kind.
私は賢くて親切な先生にすべてを教えられた。

 

主語を「I」にすることで文章がスッキリしました。

 

このような目的でも受動態は使われます。

 

一般的な話をする場合

 

It is said that young people should study hard.
若者は一生懸命勉強すべきだと言われている。

 

別に誰が言ったというわけでもなく一般的に言われていることなので主語が必要ありません。

 

このような場合も受動態は使われます。

 

受動態の否定文、疑問文の作り方

 

受動態の否定文の作り方

 

受動態の否定文は「be動詞+not+Vpp」という形を取ります。

 

I wasn't scolded by my mother.
私は母親に怒られなかった。

 

受動態の疑問文の作り方

 

受動態の疑問文は「be動詞+S+Vpp〜?」という形を取ります。

 

Is English spoken in that country?
その国では英語が話されていますか?

 

疑問詞を使った受動態の疑問文もあります。

 

「疑問詞+be動詞+S+Vpp〜?」という形になります。

 

When were you scolded by your mother?
いつあなたは母親に怒られましたか?

 

文型による受動態

 

上の例では主語を用いない場合の受動態も出しましたが、基本的には主語と目的語がある文章で受動態は使われます。

 

というよりも目的語が存在しない第1文型SV、第2文型SVCは受動態にすることができません。

 

つまり、受動態にできる文型は第3文型SVO、第4文型SVOO、第5文型SVOCに限られるというわけです。

 

ここからは受動態にできるそれぞれの文型について詳しく説明をしていきます。

 

第3文型(SVO)の受動態

 

My mother scolded me.
母親は私に怒りました。

 

これは通常の文章で能動態です。

 

この文章は「SVO」の第3文型の形を取っています。

 

I was scolded by my mother.
私は母親に怒られました。

 

これが受動態です。

 

このように第3文型の文章を受動態にする場合、

目的語を主語にする

 

動詞を「be Vpp」の形にする

 

もともとの主語に「by」をつけて「〜によって」という意味を加える(もともとの主語が代名詞の場合は、目的格にする必要あり)

このような方法となります。

 

第3文型というのは、目的語があるので、その動詞というのは他動詞ということになります。

 

つまり、受動態にできるのは他動詞と目的語を含む文章ということです。

 

この点については理解していなくても特に問題はありませんが、こういうことなのだな程度に知っておいてください。

 

 

 

受動態をはじめて中学の授業などで学習したとき、違和感を感じませんでしたか?

 

そう感じたのは日本語と英語の受動態の意味が少々異なるからです。

 

英語では上で説明したような場合に受動態を用います。

 

それに対して日本語では被害や賞賛などを受けた場合に受動態を用います。

 

カバンが盗まれた。

 

優勝して表彰された。

 

日本語の受動態はこのように使われているため、英語と少し性質が異なります。

 

 

 

次の講義はコチラ:第4文型(SVOO)の受動態とは

 

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