仮定法過去完了とは

チェックポイント まずはこれだけ覚える!

 

 

仮定法過去完了と過去の事実に反することを仮定して言うときに使う表現!
「もし〜だったなら、〜していただろうに」という過去の仮定を表す!

 

今回の講義では、仮定法過去完了について説明していきます。

 

〜目次〜

 

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仮定法過去完了とは

 

仮定法過去完了とは、過去の事実に反することを仮定して言うときに使う表現です。

 

この定義のみを伝えても分かりづらいので、先に日本語で仮定法過去完了を見ていくことにしましょう。

 

仮定法過去完了の文を日本語で書くと、以下のようなものになります。

 

もし私が勇敢だったなら、彼を助けていただろうに。

 

この日本語を解析すると、「勇敢だったなら」と仮定して、「助けていただろうに」というように、助けなかったという過去の事実と反することを言っています。

 

このように「過去の事実に反すること」を仮定して表現するのが仮定法過去完了です。

 

それでは上の文章を、仮定法過去完了を用いた英語にしてみます。

 

If I had been brave, I would have helped him.

 

まずは「もし〜だったなら、〜していただろうに」という仮定法過去完了の意味と、「過去の事実に反すること」を表現するときに仮定法過去完了を使う、ということを理解してください。

 

 

仮定法過去完了の作り方の公式

 

仮定法過去完了の作り方を公式として表すと、以下となります。

■仮定法過去完了の作り方の公式
If S1 had V1pp, S2 would(could,should,might) have V2pp.
もしS1がV1だったなら、S2はV2していただろうに。

 

※S1とS2が同じ主語(S1=S2)となる場合もOK
※Vpp=動詞の過去分詞形

 

 

if節と主節で時制が異なる場合

 

ここまで説明したものが仮定法過去完了の基本ですが、それとは異なる仮定法過去完了があります。

 

以下の例文を見てみましょう。

 

If I had passed the exam, I would be a teacher.
もし私がその試験に通っていたのならば、先生になっているのに。

 

この例文では、前半の部分が仮定法過去完了になっていて過去のことを表しているが、後半の部分は仮定法過去になっていて現在の事実に反することを表しています。

 

意識するべきは時間の差です。

 

「試験に通らなかった」のは過去のこと、「先生になっていない」のは今のことです。

 

このように、if節と主節で時制が異なる場合は、if節は仮定法過去完了で、主節は仮定過去を使います。

 

※if節=前半の文章
※主節=後半の文章

 

少し難しい使い方になりますが、このような使い方もできますので紹介をしておきました。

 

 

 

仮定法過去完了についても、考えすぎずに公式にあてはめて使うことがスムーズだと考えます。

 

仮定法過去完了は見た目は過去完了、意味は過去になる、このルールを覚えておきましょう。

 

それに対して、仮定法過去は見た目は過去形、意味は現在でしたよね。

 

このように仮定法は、時制が1つズレることが特徴です。

 

 

 

次の講義はコチラ:仮定法未来とは

 

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