仮定法過去とは

今回から仮定法の講義に入ります。

 

まずは仮定法というものが何かについて軽くふれます。

 

仮定法とは現実にはあり得ないことがある、起こると仮定するときに使う英語の表現です。

 

本当であれば起こる可能性がないことが起きた場合どうだということを言うときに使うものです。

 

今回は仮定法の中で基礎となる仮定法過去について説明をしていきます。

 

仮定法過去には大きく分けて2つの使い方があります。

1、現在の事実と反することを述べる場合

 

2、起こる可能性のないことを述べる場合

 

仮定法過去では現在の事実と反することを言うのに「過去」という名前になっているのがちょっと紛らわしいので注意が必要です。

 

それでは例文とともに仮定法過去の2つの使い方を確認していきます。

 

現在の事実と反することを述べる場合

 

If he were still in New York, I would want to meet him.
もし彼がまだニューヨークにいるのなら、私は彼に会いたいなあ。

 

現在の事実として彼はすでにニューヨークにはいない、だけどもし彼がニューヨークにまだいると仮定をしたら彼に会いたいという意味です。

 

このように現在の事実と反することを述べる場合に仮定法過去を使います。

 

起こる可能性のないことを述べる場合

 

If I had enough money, I would buy a Ferrari.
もし私が十分なお金を持っていたら、フェラーリを買うだろう。

 

私が十分なお金を持つことなど今も今後も起こる可能性はない、だけどもし持つことがあると仮定をしたらフェラーリを買うだろうという意味です。

 

このように現在または未来において起こる可能性のないことを述べる場合も仮定法過去を使います。

 

いずれの場合も仮定法過去の作り方は、以下のようになります。

If S1 V1p, S2 would(could,should,might) V2.
もしS1がV1なら、S2はV2だろうに。

 

※vp=動詞の過去形

 

注意する点はただのif文(もし〜ならば、〜です)ではないということです。

 

ただのif文は、現実に起こりうる可能性があることを述べるときに使うからです。

 

例えば、「もし明日雨が降るならば・・・」という場合は仮定法ではなく、ただのif文を用います。

 

それは明日雨が降ることが現実として起こりうる可能性があるからです。

 

仮定法かただのif文かの見抜き方は、ifを含む説の動詞の時制と、それに続く節の助動詞の有無、時制を見ることです。

 

仮定法の場合はifを含む節の動詞は過去形で、それに続く節には助動詞の過去形が来ます。

 

ただのif文は、ifを含む節の動詞は現在形で、それに続く節には助動詞の過去形が続かず助動詞の現在形や現在形の動詞が続きます。

 

なぜ「I were」なのか?

 

If he were still in New York, I would want to meet him.

 

この文章では「he was」ではなく、「he were」となっていますがこれは間違いではありません。

 

be動詞を使うときは主語に関わらず「were」を使うのが一般的です。

 

※口語では「I was」や「he was」を使うこともあります。

 

現実にあり得ないことを言うのが仮定法なので、「I were」や「he were」というように現実ではあり得ない文法になっているのではないかというのが私の解釈です。

 

 

 

私が不思議に感じていたことは、「現在」の事実と反することを言うのに仮定法「過去」という名前になっていることです。

 

仮定法過去の「過去」と呼ばれる理由はifを含む節の動詞とそれに続く節の助動詞が過去形になっているからだと解釈をしています。

 

また、日本語訳を見て分かるとおり「だったら」とか「だろうに」というように過去の意味を含んでいるのもこの理由ではないでしょうか。

 

 

 

次の講義はコチラ:仮定法過去完了とは

 

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