if it were not forの使い方

ここでは仮定法のよく使う慣用表現として「if it were not for〜」というものを説明していきます。

 

「if it were not for〜」は「もし〜がなければ...だろう」という意味を持ちます。

 

ここで注意していただきたいのは、「if it were not for〜」は仮定法であるということです。

 

仮定法とは、現在もしくは過去の事実に反することを述べるときに使う表現のことです。

 

つまり、「if it were not for〜」は「もし〜がなければ」という意味で、「〜」の部分には現在の事実に反するものが来ます。

 

もっと噛み砕いて言うならば、「実際にあるものがもしなければ」という仮定をするということです。

 

理解を深めるために例文で見ていきましょう。

 

If it were not for his help, we couldn't start this festival.
もし彼の助けがないならば、私たちはこの祭を始められないだろう。

 

実際には彼の助けがあるものの、もしそれがなかったらというニュアンスがあります。

 

「if it were not for〜」に続く文章は、「S would(could,should,might) V.」となります。

 

これを公式的に書くと以下のようになります。

If it were not for〜, S would(could,should,might) V.
もし〜がなければ、SはVしているだろう。
(現在の事実に反する場合)

 

「if it were not for」は過去形の意味を取ることもできます。

 

その場合も例文で示します。

 

If it had not been for his help, we couldn't have started this festival.
もし彼の助けがなかったならば、私たちはこの祭を始めることができなかっただろう。

 

これを公式的に書くと以下のようになります。

If it had not been for〜, S would(could,should,might) have Vpp.
もし〜がなかったならば、SはVしていただろう。
(過去の事実に反する場合)

 

過去形の意味になっていますよね。

 

この「if it were not for〜」と「if it had not been for〜」には肯定形がありません。

 

つまりは、「if it were for〜」や「if it had been for〜」という形にはならないということです。

 

また、「if it were not for〜」と「if it had not been for〜」は倒置の形で使用することもあります。

 

Were it not for his help, we couldn't start this festival.

 

Had it not been for his help, we couldn't have started this festival.

 

倒置形の場合も同じ意味になりますが、文頭の「if」がなくなり「were it not for〜」「had it not been for〜」という形になります。

 

ここまで説明をした「if it were for〜」に関連する表現はすべて文語的です。

 

つまりは普段の会話などではあまり使われないということです。

 

 

 

この「if it were not for〜」と「if it had not been for〜」は「without〜」で書き換えることができます。

 

Without his help, we couldn't start this festival.

 

Without his help, we couldn't have started this festival.

 

現在形、過去形問わず「without〜」で上のように書き換えることができます。

 

また、「あるならば」「あったならば」という意味で「with〜」という表現もあります。

 

With his help, we could start this festival.
彼の助けがあるならば、私たちは祭をはじめられるだろう。

 

With his help, we could have started this festival.
彼の助けがあったならば、私たちは祭をはじめられただろう。

 

「with」を用いたこれらの表現も「実際にはなかったものをあったと仮定して」の表現になります。

 

 

 

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