原級as〜asの使い方

これまで学習してきた比較級は「〜より〜だ」、最上級は「〜の中でもっとも〜だ」というように「優劣」を付ける表現でした。

 

今回学習をする原級「as〜as」もそれらと同じ比較表現の一種なのですが、意味としては「〜と同じくらい〜だ」というように「同等」を表すものになります。

 

それではさっそくいつも通り例文で確認をしていきましょう。

 

This book is as nice as that one.
この本はあの本と同じくらい良い。

 

これが原級の基本形になります。

 

今まで学習をした比較級や最上級では形容詞や副詞に「er」「est」を付けるなどの変形をさせていました。

 

この原級は「as」で形容詞や副詞を囲い、形容詞や副詞はそのままの形になっています。

 

これが原級と言われる理由です。

 

「原料」や「原形」という言葉があるように「原」には「もともとの」のような意味がありますよね。

 

この原級は否定文にすることも可能です。

 

それでは上の文章を否定文にしてみましょう。

 

This book is not as nice as that one.
この本はあの本ほど良くはない。

 

このように原級の否定文では「not as〜as」の形を取り、「ほど〜でない」という日本語訳になります。

 

注意点として、上の例文でいえば「この本はあの本と同じ良さではない」と訳すのは間違いです。

 

なぜなら、このように訳すと「this book」が「that book」よりも良いという意味としても捉えらえることができてしまうからです。

 

そうではなく、「A is not as〜as B」の形では「A<B」との意味として捉えるため、「AはBほど〜ではない」と訳します。

 

「A is not as〜as B」の意味として「A>B」の可能性はありません。

 

また、「as〜as」の「〜」は1語の形容詞か副詞に限るわけではありません。

 

以下のようなフレーズを挿入することも可能です。

 

I have as many friends as you.
私はあなたと同じくらいたくさんの友達がいる。

 

He is as tall a person as me.
彼は私と同じくらい背が高い人だ。

 

語順「tall a person」に注意してください。

 

冠詞の「a」または「an」が付く名詞の場合は、「a」や「an」よりも「tall」を強調したいのでこのような語順になります。

 

また、以下のように書き換えることも可能です。

 

He is as tall a person as I am.

 

二度目の「as」の後を目的格ではなく「S+V」という形にしても同じ意味になります。

 

 

 

原級についてこんな質問をいただきました。

 

He is as tall as me.
彼は私と同じくらい背が高いです。

 

この場合、「彼は背が高いのか?」という質問です。

 

この答えは、「背が高いとは限らない」と言えます。

 

それは比較の対象「私(me)」の身長によるからです。

 

例えば、私の身長が190cmであれば、それと同じと言われている彼の身長は高いと言うことができます。

 

しかし、私の身長が150cmであれば、それと同じと言われている彼の身長は高くはないわけです。

 

単純に以下の表現であれば、彼は背が高いと言えます。

 

He is tall.
彼は背が高いです。

 

しかし、原級を用いた場合は、比較の対象によってその事実が決定されます。

 

 

 

次の講義はコチラ:theの付く比較級、theの付かない最上級

 

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