「解雇する」という意味の単語のまとめ

今回は、「〜を解雇する」という意味の単語をまとめていきます。

 

「〜を解雇する」という意味を持つ単語は以下のものが代表的です。

・dismiss
・fire
・lay off
・discharge

 

この中でよく使う単語は「dismiss、fire、lay off」で、「discharge」はどちらかと言うと、「〜を発射する」という意味で使われることが多く、「〜を解雇する」という意味で使わることはあまりないと感じています。

 

かつてTOEICの試験中に、「〜を解雇する」という意味で「discharge」が使われていたことはありましたが、私は口語としてはあまり聞いたことがありません。

 

圧倒的に、「dismiss、fire、lay off」が使われているというイメージです。

 

それでは、この3つの単語の違いは何なのでしょうか?

 

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明らかに違うのは「lay off」です。

 

「lay off」には「一時的に解雇する」というニュアンスが含まれます。

 

Our company will lay off many temporary employees.
私たちの会社は多くの期間従業員を解雇するでしょう。

 

最近では、永久的に解雇する場合でも「lay off」を使用することがありますが、一時的な解雇を表現したい場合は「lay off」を使用する必要があります。

 

また、「lay off」の名詞形は「layoff」で「一時解雇」という意味になります。

 

こちらは企業経営者などの間ではすでに日本語かのように使われつつある言葉です。

 

「dismiss、fire」については、ともに「永久的に解雇する」というニュアンスがあります。

 

この2つの単語の違いとしては、「dismiss」の方が「fire」よりもフォーマルな表現であり、「fire」はちょっとくだけた感じのニュアンスがあります。

 

仲間内などで使うイメージがあるのが「fire」です。

 

Our president dismissed the manager for corruption.
社長は汚職を理由に課長を解雇しました。

 

dismiss 人 for 理由(名詞)

 

このような形で「【理由】によって【人】を解雇する」というように使います。

 

ちなみに「dismiss」の名詞形は「dismissal」で「解雇」という意味になります。

 

「dismiss」には「解任する」という意味もあります。

 

Our president dismissed him from his post.
社長は彼を彼の地位から解任しました。

 

dismiss 人 from 地位・役職(名詞)

 

このような形で「【人】を【地位・役職】から解任する」という意味でも使うことができます。

 

日本語の勉強になりますが、「解雇」と「解任」では意味が異なります。

 

「解雇」は会社から去ることを意味しますが、「解任」は地位を失うのみで会社から去るわけではありません。

 

つまりは社内での降格です。

 

続いて「fire」についてです。

 

You are fired!
お前はクビだ!

 

「fire」はこんな感じの場面、ニュアンスで使われます。

 

「fire」も「dismiss」と同様に以下の形で使うことが可能です。

 

fire 人 for 理由(名詞)
「理由」によって「人」を解雇する

 

また、受動態では以下の形になります。

 

I don't want to get/be fired from my job.
私は仕事から解雇されたくありません。

 

「get fired」もしくは「be fired」という形で受動態の意味を表すことができます。

 

そして、「from 名詞」を付けることで、何から解雇されるのか、解雇の対象を表すこともできます。

 

 

話が長くなってしまいましたが、厳密に使い分けると以上のようになります。

 

 

 

次は、「〜を解雇する」と似たようなトピックとして、「会社を辞める」という表現について説明をしていきたいです。

 

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