疑問文とは
まずはこれだけ覚える!
疑問文は人に何かを尋ねるための文章!
「Are you〜?」「Do you〜?」「What do you 〜?」が基本!
疑問文とは、相手に何かを尋ねるための文です。
ここでは、相手に対して「yes、no」の回答を求めるための疑問文と、具体的な答えを求めるための疑問文という2種類に分けて説明していきます。
〜目次〜
相手に「yes、no」の回答を求める疑問文
このタイプの疑問文は、「what」や「who」などの疑問詞を使用しない疑問文と定義され、be動詞・一般動詞・助動詞を使ったものがあります。
それぞれについて説明していきます。
be動詞を使った疑問文
be動詞を使った疑問文の作り方は、be動詞を文頭に出して文末に「?」を付けます。
Are you Japanese?
あなたは日本人ですか?
このように「be動詞+S(主語)+〜?」という語順で、「Sは〜ですか?」という意味になります。
その回答として、
Yes, I am.
はい、そうです。
No, I'm not.
いいえ、違います。
このように「Yes, S+be動詞.」または「No, S+be動詞+not.」と回答をします。
一般動詞を使った疑問文
一般動詞を使った疑問文の作り方は、「do」を文頭に出して語順を「Do+S(主語)+V(動詞)...?」とします。
Do you have a pen?
あなたはペンを持っていますか?
このように「SはVですか?」という意味になります。
その回答としては以下のようになります。
Yes, I do.
はい、持っています。
No, I don't.
いいえ、持っていません。
このように「Yes, S+do.」または「No, S+don't.」と回答をします。
ポイントは、質問された文章中の動詞を繰り返さないということです。
【×】Yes, I have.
【×】No, I don't have.
このように、質問された文章中の動詞「have」を繰り返すのは間違いです。
主語が三人称のときは「Does+S+V...?」となります。
Does he know that?
彼はそれを知っていますか?
助動詞を使った疑問文
助動詞を使った疑問文の作り方は、助動詞を前に出して文末に「?」を付けます。
Can you play the piano?
ピアノを弾くことができますか?
このように「助動詞+S(主語)+V(動詞)..?」という語順になります。
その回答としては、
Yes, I can.
はい、できます。
No, I can't.
いいえ、できません。
このように「Yes, S+助動詞.」または「No, S+助動詞+not.」と回答をします。
ちなみに現在完了形も、助動詞を使った疑問文と考え方は同じです。
その詳細は、現在完了形の講義で説明しています。
疑問詞を使わない疑問文の発音
相手に「yes、no」の回答を求める疑問文は、疑問詞を使わない疑問文と定義されるわけですが、上で説明した疑問文はすべて発音するときに語尾を上げて読みます。
「〜ですか?」と相手に尋ねるかのように、語尾を上げて発音しましょう。
また、実際のネイティブスピーカーの会話では、肯定文でも語尾を上げて発音することで疑問文の役割をします。
You live in Tokyo?
語尾の「Tokyo」を上げて発音することで、「Do you live in Tokyo?」という疑問文と同じ意味になります。
相手に具体的な答えを求める疑問文
相手に具体的な答えを求める疑問文は、疑問詞を使った疑問文と定義されます。
Where do you live?
あなたはどこに住んでいますか?
この文章の疑問詞は「where」で、文頭にきます。
そして、それ以降は、be動詞・一般動詞を使った疑問文の語順となります。
疑問詞を使った疑問文に対しては、回答は具体的に答えなければなりません。
I live in Tokyo.
東京に住んでいます。
「yes no」ではなく、このように「東京に住んでいる」と具体的に回答をします。
また、例外として疑問代名詞というものがあります。
疑問詞を主語のように扱う疑問文です。
What is happening?
何が起きているの?
Who comes first?
誰がはじめに来ますか?
疑問詞を使った疑問文の発音
疑問詞を使った疑問文は、語尾を下げて発音します。
疑問詞を使わない疑問文と発音は逆になります。
「What is happening?」のように疑問代名詞の疑問文も語尾を下げて発音します。
疑問文に対する例外的な回答
疑問文に対する回答は基本的に上で説明したとおりです。
しかし、相手に「yes、no」の回答を求める疑問文に対しては、「yes、no」で回答すると説明しましたが、以下のような例外もあります。
Can you come tonight?
今夜来れる?
Sure!
もちろん!
right
そうです。
Yeah.
うん。
I'm not sure.
分かりません。
I don't know.
知りません。
このように回答をすることもありますが、言い方が異なるだけで意味としては「yes、no」と同じです。
また、疑問詞を使った疑問文に対しても、「I'm not sure.」「I don't know.」のように「分からない」「知らない」という回答はよく使います。
基本的な疑問文の知識としては、以上の2つのパターンを知ってさえいれば問題ありません。
ですが、実際には疑問文には以下のような特殊なものもあるので、少し説明をします。
否定疑問文
否定疑問文とは、否定形で相手に何かを尋ねる疑問文を言います。
Don't you need that?
あれは必要ないよね?
このように「Don't+S(主語)+V(動詞)...?」という語順になります。
否定疑問文の回答は特殊で、
Yes, I do.
いいえ、必要です。
No, I don't.
はい、必要ありません。
学校の授業では、「YESをいいえ」「NOをはい」と訳すと習ったかと思いますが、英語ではこのように日本語に反した回答になります。
感覚として、英語の場合、「必要か・必要ではないか」を基準に「yes」か「no」を回答することになります。
必要なら無条件で「yes」、必要ではないなら「no」と回答をするのが正解です。
be動詞を使った否定疑問文は以下のようになります。
Aren't you tired?
疲れてないよね?
Yes, I am.
いいえ、疲れています。
No, I am not.
はい、疲れていません。
「Be動詞+not+S(主語)...?」という語順になり、回答の考え方は一般動詞の場合と同じです。
否定疑問文は、語尾を上げて発音します。
選択疑問文
Did you come here by car or by train?
あなたは車か電車どちらでここに来ましたか?
この疑問文は、「yes、no」を回答する疑問文でも、疑問詞を用いた具体的な答えを尋ねる疑問文でもありません。
回答としては、
By car.
車です。
By train.
電車です。
Neither by car nor by train.
車でも電車でもどちらでもありません。
などと答えます。
選択疑問文の発音は、「or」の前を上げて発音し、「or」の後を下げて発音します。
つまり、「Did you come here by car or by train?」においては、「by car」を上げて発音し、「be train」を下げて発音するということです。
これらについては別の講義で詳しく説明しています。
疑問文とは相手に何かを尋ねるときに使う文章です。
事実や相手の思いを確認したり、相手から話を引き出したり、英会話の基礎となります。
自分が尋ねたいことを適切に表現できるようにしましょう。
次の講義はコチラ:命令文とは
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