三単現のSとは
まずはこれだけ覚える!
三単現のSは、主語が3人称単数かつ現在形の動詞に付く!
「he、she、Tom、it」などが3人称単数の主語!
〜目次〜
三単現のSとは
三単現のSとは、以下の例文のように主語が3人称単数かつ現在形の動詞に付くものです。
He plays soccer.
彼はサッカーをします。
このような三単現のSをマスターするために、理解するべきことは以下の2つです。
- 人称とは何か
- 例外的な三単現のSの付け方
まずは「1」の人称について説明していきます。
人称とは
人称(にんしょう)には、1人称、2人称、3人称があります。
そして、それぞれに単数形と複数形があります。
■1人称とは
1人称には、単数形の「I (私)」、複数形の「we (私たち)」があり、自分または自分たちのことを指します。
言い換えるなら、話し手または話し手を含む集団のことを表したのが1人称です。
■2人称とは
2人称には、「あなた」や「あなたたち」を意味する「you」があり、相手または相手を含む集団のことを指します。
単数形と複数形の区別はなく、いずれの場合も「you」を使って表現します。
■3人称とは
3人称は、単数形として「he (彼)」、「彼女 (she)」、「it (それ)」、「Tom (人名)」などがあり、複数形として「they (彼ら、彼女ら、それら)」などがあります。
1人称の「I、we」、2人称の「you」以外の、人も物も全てが3人称と定義されます。
人称について、ここまでの内容をまとめると、以下の表のようになります。
人称 | 単数 | 複数 |
---|---|---|
1人称 | I | we |
2人称 | you | you |
3人称 | he she it など | they など |
三単現のSの付け方-基礎
それでは、再び三単現のSの定義に戻ります。
三単現のSは、「主語が3人称単数かつ現在形の動詞に付く」というものです。
そのため、主語としては上の表の「he、she、it」などが該当します。
このように、主語が3人称単数かつ現在形の動詞には三単現のSを付けます。
He plays soccer.
彼はサッカーをします。
上の例文では、主語が「he (彼)」であり、3人称かつ単数、そして現在形のため、動詞に三単現のSが付きます。
これが基本的な三単現のSの使い方で、ほとんどの動詞がこの形に該当します。
しかしながら、三単現のSにはいくつかのパターンがあるので、それらを紹介していきます。
三単現のSの付け方-例外
以下、3人称単数かつ現在形の動詞にただ「s」を付けるだけではない、例外的なパターンを紹介します。
■パターン1
動詞の語尾が「s ss sh ch o x」のときは「es」を付ける。
pass→passes
do→does
teach→teaches
■パターン2
動詞の語尾が「子音+y」のときは「y」を「i」に変えて「es」を付ける。
supply→supplies
cry→cries
※子音とは母音「a i u e o」以外のもの
■パターン3
動詞「have」だけが特殊な形をします。
have→has
以上、これらを覚えるだけで三単現のSは完結します。
三単現のSを付け忘れると文法上不正解となります。
普段の会話の中では見逃されがちですが、英検の2次試験での面接や、大学受験などの英語関係の試験では確実に減点となります。
しかしながら私の経験として、ネイティブスピーカーとの会話の中で、「しまった、三単現のSを付け忘れた!」ということが幾度となくありますが、それが問題になったことは一度もありません。
つまり、通じる通じないという観点からはそこまで重要度が高くないという認識です。
三単現のSを気にするあまりに英語が話せないということはないようにしましょう。
三単現のSよりも英語を話すことが優先です。
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