run into trouble/problemsの解説
run into trouble/problems
【日本語訳】問題がある
【使い方とニュアンスの解説】
前回の講義では、「run into 〜」という表現を取り上げ、「ぶつかる」や「駆け込む」という意味だけではなく、「〜に偶然会う」という英会話表現を紹介しました。
今回は「run into」を用いた別の英会話表現について解説をしてきます。
アメリカ人ネイティブスピーカーは、「I ran into (some) trouble」または「I ran into (some) problems」という表現をよく使っています。
※ranはrunの過去形
これは、何かをしていて問題が出てきたときによく使う表現です。
「run into 〜」は「〜に偶然に会う」という意味なので、直訳すると「I ran into trouble/problems」は「問題に偶然会った」という意味になります。
しかし、「run into 〜」の「〜」の部分に「trouble」や「problems」などの「問題」という意味の言葉が来る場合は「問題があった」という意味にになります。
I ran into some debt problems.
私は借金問題がありました。
このように使います。
人との問題がある時には前置詞の「with」を用いて「誰」との問題なのかを言うようにします。
I ran into some trouble with my parents.
私は両親との問題がありました。
I ran into some problems with my wife.
私は妻との問題がありました。
また、この「run into (some) trouble/problems with 〜」を短くして「run in with 〜」とだけ言うネイティブスピーカーもいます。
「I had a run in with the police last night.」と「I ran into some trouble with the police last night.」の意味は全く一緒で、「昨夜、私は警察官と問題がありました。」という意味になります。
「run into some trouble/problems with 〜」を使うときは「run」は「動詞」として使いますが、「run in with 〜」を使う場合は「run」を「名詞」として使うので注意が必要です。
そのため上の例文では「had a run in with」となっており、「had(現在形はhave)」を動詞にしています。
また、「run in with 〜」は「人」との問題がある時にしか使えません。
「〜」の部分には必ず「人」を入れるようにしましょう。
最後に補足説明です。
「run into (some) trouble/problems with 〜」について「trouble」は単数形、「problems」は複数形になっています。
「なぜ統一されていないのか?」という理由は特にないようで、ネイティブスピーカーはこの表現をするときは「trouble」は単数形、「problems」は複数形で使うそうです。