run into 〜の解説
run into 〜
【日本語訳】〜に偶然会う
【使い方とニュアンスの解説】
「run into 〜」を日本語に訳すと「〜にぶつかる」または「〜に駆け込む」という意味になります。
I was running to class and I ran into a girl.
教室まで走っていき、女の子にぶつかりました。
※ranはrunの過去形
It was so cold outside, that I ran into the house, and turned on the heater.
外が寒過ぎて家に駆け込み、ストーブを付けました。
このような使い方もありますが、今回は日常英会話でよく使う別の意味での「run into 〜」の使い方を解説していきます。
まずは以下の例文を見てください。
I ran into Haruka at the mall yesterday.
この例文の意味は、「昨日デパートで私はハルカにぶつかりました。」ではなく、「昨日デパートでハルカに偶然会いました。」という意味になります。
このように「run into 〜」には「〜に偶然会う」という意味もあります。
ただし使い方には少し注意が必要です。
「run into 〜」は、「〜にぶつかる」か「〜に偶然会う」のどちらを意味しているか判断が曖昧な場合もあるため、「run into 〜」と言った後に、分かりやすく付け足して説明するようにしましょう。
これを具体化するために2つの例文を出します。
(1)
I ran into Tom earlier, and now my shoulder hurts.
(2)
I ran into Tom earlier and he told me there is a party this weekend.
(1)では、「run into 〜」に続けて「肩が痛い」と言っているので、「ぶつかった」という意味で使っていることが分かります。
(2)では、後半部分で「トムが今週末パーティーがあると教えてくれた」と言っているので、「偶然会った」という意味で使っていることが分かります。
このように「run into 〜」に対して補足説明を入れることで伝わりやすくなります。
「run into〜」と似た表現で、「bump into 〜」という表現も同じように「〜に偶然会う」の意味で使うことができます。
I bumped into Haruka at the mall.
デパートでハルカに偶然会いました。
「run into 〜」と「bump into 〜」は「〜に偶然に会う」と日本語の意味を書いてきましたが、実際には「〜に偶然に会った」という過去形の意味でしか使われません。
あくまでも意味に「偶然」というニュアンスがあるため、これから起こることを表す現在形で「偶然」のできごとを表すことはなく、結果としての過去形で「〜に偶然会った」という使い方をします。
I run into Haruka at the mall.
私はデパートでハルカに偶然会います。
このように現在形で使うと意味としておかしくなってしまうので、「〜に偶然会った」という過去形で使われることになります。
次はもう1つ「run into」を絡めた英会話表現を紹介していきます。