自動詞とは

チェックポイント まずはこれだけ覚える!

 

 

自動詞はうしろに目的語がなくてもOKな動詞!
「主語+動詞」だけで文章を作ることができる!
目的語を付けるときは前置詞を使う!

 

〜目次〜

 

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自動詞とは

 

自動詞とは、その直後に目的語(名詞)をともなわなくても文章として成立する動詞のことを言います。

 

これこそ、必ず目的語が必要になる他動詞との違いです。

 

また、自動詞の直後に目的語(名詞)がくる場合は必ず前置詞が必要になります。

 

このような自動詞の定義について、自動詞を含む基本的な例文を用いて確認していくことにします。

 

I will go.
私は行きます。

 

上の文章では、「go」が自動詞で、その直後に目的語がありません。

 

これだけで文章が成立しています。

 

このように自動詞は目的語をともなわなくても文章が成立します。

 

言うならば、目的語を必要とせず、自分だけで完結する動作を表すのが自動詞です。

 

他動詞であれば、必ずその動作の対象になる目的語(相手や物)などが必要になります。

 

以下のような形の文章も同じく自動詞を用いた文章です。

 

I will go next Sunday.
来週の日曜日に私は行きます。

 

自動詞「go」の直後に目的語はなく、「next Sunday」という時を表す副詞が続いています。

 

自動詞の直後に単語があるため紛らわしく感じますが、このように副詞などの修飾語句を伴うことはよくあります。

 

これも、直後に目的語をともなわないという性質である自動詞の一般的な文章です。

 

次は、自動詞の「go」に対して、「school(学校)」へ行くという目的語を付け加えてみます。

 

I will go to school.
私は学校へ行きます。

 

この場合、「go」は自動詞なので、直接目的語の「school」を取ることができません。

 

また、「go」だけでは「行く」という意味しかなく、「〜へ行く」という意味にするためには「〜へ」という意味を補う必要があります。

 

この「〜へ」という意味を補うために前置詞の「to」が必要となります。

 

このように目的語をともなう場合に前置詞が必要になるのも自動詞です。

 

■自動詞のまとめ

 

 

  1. 「I will go.」のように「主語+動詞」のみで文章として成立し、単なる動作を表す。
  2.  

  3. 「I will go next Sunday.」のように自動詞のうしろに副詞などの修飾語句を置くことはよくある。
  4.  

  5. 「I will go to school.」のように自動詞の直後に目的語を置くときは前置詞が必要。

 

 

他動詞と間違いやすい自動詞

自動詞自動詞+前置詞意味
looklook at 〜〜を見る
listenlisten to 〜〜を聞く
agreeagree with 〜〜に同意する
objectobject to 〜〜に反対する
apologizeapologize to 〜〜に謝罪する
hopehope for 〜〜を望む

 

例として、「look」について説明します。

 

「look」は「見る」という意味の自動詞で、その直後に目的語を伴うことができません。

 

また、「見る」という意味であり、「〜を見る」という意味ではありません。

 

それゆえに、「〜を見る」と表現したい場合は、「〜を」を意味する前置詞「at」が必要になります。

 

Please look at this notice.
この告知を見てください。

 

他の自動詞についても使い方は同じです。

 

目的語を伴う場合は、それぞれの自動詞とセットとなる前置詞を使うようにしましょう。

 

 

 

自動詞は、目的語をともなう場合は前置詞が必要、目的語をともなわない場合は動詞のみで文章が成立します。

 

他動詞は、その動詞自体に目的語を直後にともなうための「〜を」や「〜に」という意味が含まれます。

 

そのため前置詞は必要ありません。

 

自動詞と他動詞のルールを区別して理解するのは難しいですが、英語を話す上でこれらのルールを知っていることが重要というわけではありません。

 

上の例で言うと、多くの人は「go to〜」という表現を何度も聞いたり、見たりしたことがあるはずです。

 

そのため無意識にも正確に使うことができています。

 

つまり、自動詞と他動詞という概念は特に知らなくても、普段の英語の学習の中で自然とその感覚、正しい使い方は身についていくということです。

 

それでは、なぜ自動詞と他動詞を理解する必要があるかと言えば、今後説明をしていく「文型」を理解するために知っておくと都合が良いからです。

 

 

 

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