原級比較as〜asの使い方

チェックポイント まずはこれだけ覚える!

 

 

原級比較は「as〜as…」の形で使用して、「…と同じくらい〜だ」という「同等」の意味を表す!

 

今回の講義では、比較表現の一種で、同等を表す「原級比較as〜as」について説明していきます。

 

〜目次〜

 

原級比較as〜asとは

 

これまで学習してきた比較級は「…より〜だ」、最上級は「…の中でもっとも〜だ」というように「優劣」を付ける表現でした。

 

今回学習する「原級比較as〜as」も比較表現の一種で、「as〜as…」の形で使用して、意味としては「…と同じくらい〜だ」というように「同等」を表します。

 

「原級比較as〜as」について、例文で確認していくことにしましょう。

 

This book is as nice as that one.
この本はあの本と同じくらい良い。

 

これが原級比較の文章の基本形です。

 

今まで学習した比較級や最上級では、形容詞や副詞に「er」「est」を付けるなどの変形をさせていました。

 

それに対して、「原級比較as〜as」では、「as」と「as」で形容詞や副詞を囲い、形容詞や副詞はそのままの形になっています。

 

これが「原級」という名称になっている理由です。

 

「原料」や「原形」という言葉があるように、「原」には「もともとの」のような意味があります。

 

 

原級比較as〜asの否定形とその意味

 

原級比較は否定文にすることもできます。

 

上で挙げた例文を否定文にしてみす。

 

This book is not as nice as that one.
この本はあの本ほど良くはない。

 

原級比較の否定文では「not as〜as…」の形を取り、「…ほど〜でない」という日本語訳になります。

 

注意点として、上の例文でいえば「この本はあの本と同じ良さではない」と訳すのは間違いです。

 

なぜなら、このように訳すと、「this book」が「that book」よりも良いという意味としても捉えらえることができてしまうからです。

 

「同じ良さではない」ということは、良い場合と悪い場合の両方の意味が可能性としてあり得ますよね。

 

実際には、「A is not as〜as B」の形では「A<B」との意味として捉えるため、「AはBほど〜ではない」と訳すことが正解です。

 

「A is not as〜as B」の意味として「A>B」の可能性はありません。

 

 

「as〜as」の「〜」に複数の単語を入れることも可能

 

「as〜as」の「〜」は1語の形容詞か副詞に限るわけではありません。

 

以下のようなフレーズを挿入することも可能です。

 

I have as many friends as you.
私はあなたと同じくらいたくさんの友達がいる。

 

He is as tall a person as me.
彼は私と同じくらい背が高い人だ。

 

語順「tall a person」に注意してください。

 

冠詞の「a」または「an」が付く名詞の場合は、「a」や「an」よりも「tall」を強調したいのでこのような語順になります。

 

 

「than 目的格」か「than 主格」、正しいのはどっち?

 

ここまでの例文では、以下のように、「than me」というように「than 目的格」と記述してきました。

 

しかし、参考書によっては、「than me」というように「than 目的格」が正解だという場合と、「than I」というように「than 主格」が正解だという場合と、「than 目的格」も「than 主格」も正解だという場合があります。

 

また、学校の授業で「than 主格」と習った人もいるはずです(私がそうでした)。

 

これについて、私の見解は以下となります。

 

「than 目的格」が本来は正解だが、「than 主格」もネイティブスピーカーは使用している。そのため、どっちも正解である。

 

では、なぜ「than 目的格」も「than 主格」も使われているのでしょうか?

 

その理由は、以下の書き換えに由来していると考えられます。

 

■二度目の「as」の後に目的格を置く場合
He is as tall a person as me.

 

■二度目の「as」の後に文章を置く場合
He is as tall a person as I am.

 

二度目の「as」の後に、目的格ではなく、「S+V」という文章を置いても同じ意味になります。

 

(このように、二度目の「as」の後に文章を置くこともできます。)

 

そして、ネイティブスピーカーが「I am」の「am」を省略し、「than I」という主格を用いた表現をしていると考えられます。

 

この件について、もっと詳しく確認したい場合は、以下の記事を参照してみてください。

 

than I?than me?正しいのはどっち?

 

 

同一対象での比較表現

 

ここまでは、AとBの比較を前提に例文を用いて説明してきましたが、AとAの比較というように同一対象での比較もすることができます。

 

以下の2つはよく使う同一対象での比較表現です。

 

■過去と現在との比較
My memory is not as good as it used to be.
私の記憶力は以前ほど良くない。

 

My memory is not as good as ever.
私の記憶力は相変わらず良くない。

 

「as〜as ever」で「相変わらず〜」という意味となります。

 

■外観と実態との比較
This company is not as good as it looks.
この会社は見た目ほど良くない。

 

 

 

 

原級比較についてこんな質問をいただきました。

 

He is as tall as me.
彼は私と同じくらい背が高いです。

 

この場合、「彼は背が高いのか?」という質問です。

 

この答えは、「背が高いとは限らない」と言えます。

 

それは比較の対象「私(me)」の身長によるからです。

 

例えば、私の身長が190cmであれば、それと同じと言われている彼の身長は高いと言うことができます。

 

しかし、私の身長が150cmであれば、それと同じと言われている彼の身長は高くはないわけです。

 

単純に以下の表現であれば、彼は背が高いと言えます。

 

He is tall.
彼は背が高いです。

 

しかし、原級比較を用いた場合は、比較の対象によってその事実が決定されます。

 

 

 

次の講義はコチラ:theの付く比較級、theの付かない最上級

 

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