単語帳の問題点とは
私が今まで使ってきた単語帳は10冊以上あります。
そして、この中で全部をやり終えたのは実に5割程度で残りのものは途中で使用を止めています。
5割という数字は英語学習者の中では良い方ではないのでしょうか。
単語帳を買ったがそれをやり切った人はなかなかいないものです。
このように「続かない」ことこそ単語帳の問題点だと私は感じています。
なぜ続かないのか、それはだいたい以下の3つの理由ではないでしょうか。
・興味のない単語が多すぎる
・学習が単調で面白くない
・覚えることが多すぎて負担が大きい
この中ですべての根底にあるのが「興味のない単語が多すぎる」です。
興味のない単語が多すぎるから学習が面白くない
興味のない単語が多すぎるから覚える負担が大きい
だからこそ、多くの人がせっかく買った単語帳をお蔵入りにしてしまっているのだと思います。
しかし、単語帳の中に興味のない単語が多すぎるのは仕方がないことです。
単語帳とは本来、受験やTOEICなどでかなりの数の単語が必要になる人のために作られたものです。
受験では一般的に6,000語、上位の大学を目指すのなら10,000語は必要になると言われています。
TOEICについても満点近くの高得点を目指すのなら、ビジネスに関連した基礎的な単語はほぼ知っているという状態にする必要があります。
英検1級を目指すとなれば、もっともっと単語力が必要になるでしょう。
このような目的を満たすために、たくさんの単語をコンパクトに詰め込んで学習効率を良くしたものが単語帳です。
決して日常英会話の習得を目指す人のために作られたものではありません。
実際に日常英会話に必要な単語の数は思う以上に多くはありません。
つまり極端な話をすれば、日常英会話を目指す人が単語帳を使うことが目的違いなわけです。
ですが、多くの単語がコンパクトにまとめられている便利さは利用したいところです。
なので、私としては単語帳を開いて、「この単語覚えても意味ないだろうな」「使わないだろうな」というものがあれば容赦なくシャーペンで「×」を付けて無視すると良いと思っています。
単語帳の問題点は興味のない、使用機会のない単語が多すぎることです。
自分が興味のある単語、使用機会の多い単語のみの単語帳へと変えてしまいましょう。
中身がスカスカになるくらいに自分にとって不要な単語は単語帳の中から消し去ってしまいましょう。
また、単語帳に掲載された順番どおりに単語を覚えていく必要もまったくありません。
単語帳はだいたいアルファベット順や品詞ごとなどで単語が並んでいるため、それは決して日常生活の使用頻度順に並んでいるわけではないからです。
単語帳に掲載された順番は気にせず、自分の覚えたい単語を優先的に覚えるようにしましょう。
ちなみに私のおすすめの単語帳は以前も紹介したDUO3.0です。
興味のある人はコチラをどうぞ⇒英太が使っている単語帳DUO3.0
自分にとって必要な単語のみを覚えられるように単語帳を自分専用にカスタマイズしてしまうことです。
この具体的な方法ついては次の講義で解説していきます。
英太オススメ!ChatGPTで英文法と英会話を効率的に習得する方法
次の講義はコチラ:自分専用の一生ものの単語帳を作ろう