30日間英語脳育成プログラムの内容
テキストの内容
下の写真を見てください。
30日間英語育成プログラムのテキストの内容は会話シーンの英文があり、それに対する日本語訳と文法的な見地からの解説があるというものです。
英語の初心者が読んでも理解できるような詳しい解説があるので、テキストを見て分からないということはないと感じます。
しかし、それぞれのセクションのタイトルが「It's new!」というような英語でのタイトルになっていて、かつ、そのセクションの内容を端的に表したものでもありません。
それに対して他の英会話教材では「食事のときの英会話」などのように内容をストレートに表したタイトルになっています。
つまり、自分が学びたいセクションを目次から見つけるのには不便があるということです。
また、テキストの途中で英語の豆知識的なコラムもいくつかあります。
このコラムはアメリカの生活や文化などについて多くの日本人が知らないことが書かれているので、読んでいてなるほどと思うものでした。
例えば、「トイレって英語で何って言うの?」のようなコラムです。
しかし、これが英語力や英会話力に直接つながるというものではないので、学習のちょっとした箸休めのような役割になります。
上の写真の引用元
30日間英語脳育成プログラムのテキスト30〜31ページ
CDの内容
CDの内容は初級脱出セット、中級脱出セットともに英語音声のみと英語音声+日本語訳の音声という2枚組になっています。
全て会話シーンの音声です。
音声は「英語→日本語」の順序で流れるので、英会話習得よりもリスニングへの効果を期待すべき順序と言えます。
なぜなら、日本語を英語に変換するという作業が頭の中でできない順序だからです。
全部で30のシーンを学習することができます。
難しい会話が含まれず、基礎的な英会話シーンがしっかりと取り上げられているのも良いところです。
重要なフレーズだけをピックアップして聞けないのがちょっと残念に感じました。
つまり、聞き流す系の英会話教材と同じようなCDの内容というわけです。
しかしながら、ただ英語を聞き流すだけでなく、ディクテーションやシャドーイングも行う内容なので、聞き流す系の教材よりもリスニングへの効果は高いと思います。
ソフトの内容
初級脱出セット、中級脱出セットともにパソコンにインストールするソフトがついてきます。
このソフトはCDの内容と同じでディクテーション(英語を聞いて紙に書き出す)とシャドーイング(英語を聞いてそれと同じことを追いかけるように話す)をするものです。
学習したいセクションを選択し、ボタンを押すと音が流れるというものです。
ただし、音が流れるだけで聞き取ったものをキーボードで入力するという機能はないので、結局は鉛筆で紙に書き出す必要があります。
そのため、書店で売られている参考書で学習するのと大きな違いはありません。
この作業がパソコン上で完結できるものであれば非常に良いと思いました。
パソコンソフトにするのであれば、ディクテーションをタイピング形式でできるようにしたり、シャドーイングの音声を録音できるようにしたり、もう一工夫欲しかったというのが本音です。
むしろ、ここまでの機能を持たせたら学習効果は最大化するはずです。
CDを聞くだけでも同じことができるので、私はこのソフトをほとんど使用しませんでした。
ディクテーションとシャドーイングの効果が高いのは間違いないのですが、それをいかに負担なくできるようにするかが鍵だと私は思います。
そして、ここが一番難しい問題であるとも思います。
また、パソコンソフトで学習する教材は自分が使っているパソコンのバージョンが対応していないこともあるので事前に確認が必要です。