V6000の口コミと評価
教材名
V6000
価格
35,000円
送料無料・消費税込み
返金保証あり
中身
PC用のUSBメモリ1本
説明書
対象レベル
中級者
〜英検2級
〜TOEIC500点
高校生以下の人が対象となります
期待できる効果
単語6,000語が身につく
良いところ
子どもが楽しく単語を学ぶことができる
残念なところ
学習の前に説明書を読んで使い方を覚える必要がある
単語1つに対して1つの日本語訳しか学習できない
見て覚えるので綴りを覚えられない可能性がある
単語の発音を学ぶことができない
全ての単語を絵で表すことに無理があると感じた
私の体験結果による口コミと評価
V6000は私が今まで使用してきた英語教材の中でもっとも自分には合わなかったと感じた教材です。
その大きな理由は、対象年齢が高校生以下程度で私のような大人のための教材ではなかったためです。
V6000は英単語の暗記に特化した英語教材です。
教材のコンセプトとしては、英単語を学習するときにその単語が表す絵も同時に見ることで、右脳と左脳を同時に刺激して記憶の定着をよくするというものです。
英単語の学習は重要ですが、学習への苦労や負担が大きいため何か良い方法はないかと模索しているときに見つけたのがこのV6000でした。
これは私が注文をした当時の話で今はどうかは知りませんが、注文して自宅に届いた瞬間から少しがっかりしてしまいました。
中身はUSBメモリたったの1本です。
もちろんパッケージや取り扱い説明書は付いていますが、いつも英語教材が家に届くと「中身が盛りだくさん!」という感じでうれしいものですが、V6000にはそういう感動はありませんでした。
そして、実際に使ってみました。
単語と同時に絵を見て学習をしていきます。
どう思うかは個人によって違うので、これは私の意見として聞いてください。
絵が分かりづらいです。
↑V6000の実際の映像(現物から引用)
意味と絵の関連性が薄いと感じた
上の写真を見てください。
「immediate」は「即座の」というような意味を持つのですが、時計の前を人が走っている絵と「immediate」は関連性こそはあるかと思いますが、ピッタリ一致するというものではないと思います。
私に感性がないのだと思いますが、絵を見てもその単語との関連が掴みづらいものがいくつもありました。
きっと感性が豊かな人であれば問題ないとは思いますが、もう少し絵が上手い人に書いてもらうと分かりやすいと思いました。
というよりも、英単語の意味を絵で表すということがもともと難しいのではないでしょうか。
名詞なら絵にすることは簡単だと思います。
例えば「apple」という名詞であればリンゴの絵を書けば問題ありません。
ですが副詞ならどうでしょう。
例えば「一般的に」という副詞を絵で表すとします。
あなたはその絵が想像できますか?
やはり英単語をすべて絵で表すということ自体に少し無理があるのではないでしょうか。
結果として英単語と意味を覚える作業にプラスしてその絵も覚えないといけないという手間が発生しました。
さらには、「何でこの単語がこの絵なんだよ!」というイライラ感があったことも私は否定できません。
以上の理由から私はV6000での学習を断念しました。
若年層で絵を見たまま感覚的にキャッチできる人なら問題ないとは思います。
そういう意味でも大人向けの教材ではないと言えます。
実際のところ、子どもは直感的に絵と単語を結び付けて理解していくことができるようです。
私は子どもがいませんが、たまに目にする光景として、まだ幼い子どもがiPadなどを使って直感的に単語の学習をしていることがあります。
頭を使うというものではなく、感覚的にそれをやっているイメージで、その光景は勉強しているというよりも遊びのような楽しいものに見えてしまいます。
このように、ある程度年齢が低い人が使うのならV6000は楽しく、そして効果も高い教材です。
しかし、大人が使うとなると、私が考える英単語学習理論から外れていると感じることがありました。
ここからは私独自の英単語学習理論から考えての意見になっていますので、決して私が正しいとは限りません。
ですので、このような前提で読んでいただきたいです。
1つの英単語が複数の意味を持つものですが、V6000では英単語1つにつき日本語訳が1つしか学習できません。
これでは英語の学習で不都合となることがたくさんあると私は感じます。
例えばですが、「kind」という単語からどのような意味を想像しますか?
たぶん、「種類」という名詞の意味を考える人と「親切な」という形容詞の意味を考える人がいるのではないでしょうか。
V6000ではこのような複数の意味を持つ単語の場合、その日本語訳は1つしか学習できません。
これでは大事な部分を見逃していくことになる恐れがあると私は感じます。
また、単語を単品で覚えていくのでその単語の文章の中での使い方が分かりません。
今ではほとんどの単語帳に単語とその単語を使った例文が載っています。
これは文章の中で単語がどう使われているかが大切だからこそわざわざ例文がついているのです。
そして、この例文によって使い方を理解するからこそ、実際の会話やテストでもそれが生きるのです。
このような理由から、私はやはり例文のない単語学習というのは方法論として正しくないと思います。
単語を単品で仮に6,000語覚えても、使い方が分からなければ使えません。
英単語と同時にその単語の使い方を学習していかないと後々大変なことになると思います。
一般的な英語学習者は単語の意味を複数覚え、例文を元に文章中での単語の使い方まで学習をしています。
つまり、これらをできないV6000で英単語の学習をしてしまうと、一般の英語学習者から遅れを取ってしまうリスクがあるわけです。
また、単語を単品で覚えるという学習はどうしても単純作業になってしまうので私は苦手でした。
単語と同時に例文も見た方がまだ単語の学習が苦痛ではありませんし、記憶の定着も私は良いです。
もちろん、子どもがいきなり複数の意味を覚える、例文の中での使い方を覚えるということはハードルが高すぎるという考えで、これらの学習が含まれていないのかもしれません。
ですので、この単語学習に対する方法論は人それぞれなので自分はどうかで考えてみてください。
↑V6000の実際の映像(現物から引用)
「these years」がカレンダー?
関連はあるが関連が強いわけではない
次に使い方についてです。
単語の学習モードやテストモードがあります。
単語の学習モードはセクションを選んでスタートを押すだけなので簡単です。
しかし、テストモードはいまだに使い方がよく分かからない機能があります。
というよりも、「このテストって意味あるの?」という機能がありました。
日本語の音声を聞いてそれを表す絵を選択するテストがあります。
聞くのは日本語です、英語を聞くわけではないです。
きっと右脳を鍛えるなどの理由があるのだとは思いますが、これは日本語の勉強をしているのと同じです。
このような理解しがたいテストモードがあったため、勉強効率が私には良くありませんでした。
また、テストモードの設定の仕方も説明書を読んでも私にはあまり伝わってきませんでした。
私の理解力が乏しいことも大きな理由ですが、英語の勉強をする前に使い方の勉強をしないといけないのはだいぶ面倒に感じました。
理解力の高い人や、身のまわりに機械に強い人がいればこの点は問題になることはありません。
そして最後は価格です。
単語の学習機能のみで35,000円は高いと感じました。
単語帳の相場を1冊2,000円と考えた場合、その17倍以上の金額です。
もちろん単語帳とは内容が違うので単純に比較できるものではありません。
しかし、単語帳で6,000語を学ぶと仮定して比較すると、やはり単語帳の方がお得です。
単語を1つの日本語訳のみで6,000語も学ぶというコンセプトも私は理解できませんでした。
日常英会話で800〜2,000語程度、ビジネス英語で3,000語程度と言われています。
6,000語ということは大学受験並みの量です。
この量は普通の人には過剰で、仮に大学受験用に使うのであれば単語1つに対して1つの訳ではなく、ちゃんと全ての訳を覚える必要があります。
また、文章の中でその単語がどう使われるかも理解する必要があります。
なぜなら大学受験では、これらの問題が問われることになるからです。
このように私の単語学習に対する考えはV6000とはあまり合いませんでした。
感性が豊かな人であれば絵を見ながら学習できるので良いと思います。
また、上述した単語の学習理論が合う人にとっては良い教材です。
V6000は大人のための教材というよりも、子どもが絵と一緒に楽しみながら単語を学習するのに最適な教材だと感じました。
子どもは文章ではなく、単語から言葉を話すようになりますし、視覚的情報とともに単語を覚えていきます。
このような理由からも、V6000は子どもの単語学習に効果的な教材だと感じました。
英語単語の学習はつらいというイメージがありますが、V6000はゲーム感覚で学べる教材なので、ストレスなく始められるのが良いところです。
何より、V6000には返金保証が付いているので、仮に私の意見で迷いが生じたとしても安心して購入を考えることができます。
実際のところ、返金保証は教材の内容に自信がなければ付けられるものではありません。
ですので、私には合いませんでしたが、V6000で高い効果を得られる人もたくさんいると感じます。