I didn't catch 〜.の解説
I didn't catch 〜.
【日本語訳】〜が分からなかったです。
【使い方とニュアンスの解説】
普段の会話の中などで、相手の言ったことが聞き取れないことはよくあります。
相手の言ったことが聞き取れない時は、「Pardon?」や「Once more, please.」と言いましょうと多くの人は学校の英語の授業で学習してきました。
しかし、実際のところアメリカでは「Pardon?」や「Once more, please.」を使う人はほとんどいません。
仮に「Pardon?」を使うなら、「me」を付けて「Pardon me.」と言う方が無難です。
「Pardon me.」を使う人はまだいますが、ほとんどの人は40歳以上で年配の方です。
現在、アメリカの多くの若者は「Pardon me.」を使わずに、今回紹介をする「I didn't catch 〜.」という表現を使っています。
「catch」の意味は「つかむ」ですが、「I didn't catch 〜.」は「〜がつかめなかった」という意味ではなく、「〜が分からなかった。」という意味になります。
例えば、会話の中で相手の名前を聞き取れなかったら、
I'm sorry, but I didn't catch your name.
ごめんなさい、あなたの名前が聞き取れませんでした。
と言うように使ったりします。
見てのとおりですが、「I'm sorry, but I didn't catch your name.」は疑問文ではありません。
しかし、そう言われた相手は再度自分の名前を言うのは当たり前のことになっています。
名前だけではなく、会話の内容の中で何か聞き取れないことがあれば「I didn't catch that.」と言えば相手は再度、そのことを話してくれます。
この表現は比較的丁寧なニュアンスがあるので誰にでも使える便利な表現です。
また、今回の「catch」の使い方は否定文でしか使えないというルールになっています。
「I caught that.(それが分かりました)」のような使い方はしないので注意が必要です。
※caughtはcatchの過去形
次はここで少しふれた「Pardon me.」についてもう少し掘り下げていくことにします。