Pardon me.の意味

Pardon me.

【日本語訳】すみませんが・・

 

【使い方とニュアンスの解説】
日本の英語の授業では、「Pardon?」の使い方は「Once more, please.」と同じで、相手の言ったことが聞き取れなかった時に使うと教えられています。

 

「Once more, please.」を日本語にすると「もう一回お願いします。」という意味になります。

 

しかし、実際のところは「Pardon?」は「もう一回お願いします。」という意味ではありません。

 

つまりは、「Pardon?≠Once more, please.」ということです。

 

「pardon」は「もう一回お願いします。」という意味ではなく、「excuse」と同じような意味でネイティブスピーカーは使っています。

 

「excuse」には「許す」という意味がありますが、「pardon」も「excuse」と同じで「許す」という意味になります。

 

そして、実際のところ、「Pardon?」というように「pardon」を単体で使うことはあまりありません。

 

(これはアメリカでの話であり、イギリスでは「Pardon?」という表現をアメリカより使います)

 

アメリカでは「pardon」を使う時に、ほとんどの人は「me」を付けて「Pardon me.」と言います。

 

まさにこれも「Excuse me.」と同じです。

 

「Pardon me.」を直訳すると「私を許してください。」という意味になりますが、「すみませんが…」や「失礼ですが…」の方が意味的には合っています。

 

では、「Pardon me.」は「すみません」という意味なのに、なぜ相手の言ったことが聞き取れなかった時に使うのでしょうか?

 

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その理由は、

 

Pardon me, but do you know how to get to Shibuya?
すみませんが、渋谷への行き方をご存知ですか?

 

というように使われ、「Pardon me.」の後に知りたいことが続くというのが一般的になっているからです。

 

よって、これと同じように「聞き取れなかったこと=自分が知りたいこと」という解釈からか、相手が言ったことが聞き取れなかったときに「Pardon me.」が使われているわけです。

 

「Pardon me?」のように疑問文にして語尾を上げて話しても同様に、「すみませんが、先ほど仰ったことが分かりませんでした。」や「すみませんが、もう一回言ってもらってもいいですか?」というニュアンスになります。

 

また、聞き取れなかった時に「Pardon me.」の代わりに「Excuse me.」を使っても構いません。

 

「Pardon me.」と「Excuse me.」はともにとても丁寧な言い方です。

 

どちらかというと「Pardon me.」の方が丁寧ですが、若い人よりも40歳を超えた年配の人がよく使います。

 

「Pardon me.」はちょっと古い言葉である、この認識はしておきましょう。

 

次は、天気に関連したネイティブ英会話表現を紹介していきます。

 

 

 


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