こんな教材は効果がないので要注意!
私の経験上、英語教材はどれを買っても優れていて必ず効果があるというわけではありません。
英語の上級者が見れば、「こんな方法で大丈夫なの?」というものが本当に多くあります。
しかし、英語の初心者であれば何を基準に教材の良し悪しを判断すれば良いのかが分かりません。
ということで、ここでは今後5回に渡って私が考える「要注意な教材」の特徴を書いていくことにします。
なお、当サイトのランキングもこのような私の主観に従って、これらの特徴を含む教材の評価を低くしています。
まずはじめに注意すべきことは、「その教材は学習者の経験や能力によって結果に差が出てしまわないか」ということです。
このように誰が使うかによって効果に大きな差が出てしまう教材は、良い英語教材とは言い切れません。
私が使ってみた結果、このように感じたものの評価は低くしました。
「聞くだけで英語が話せるようになる」と主張する教材はたくさんありますが、それらの販売サイトを見ると、「効果には個人差があります」と表記されていたりします。
言い換えれば「誰もが同じ効果を得られるわけではない可能性がある」ということです。
聞くだけで暗記できてしまう頭脳の持ち主
聞くだけで正しい発音が分かってしまう絶対音感や抜群のセンスの持ち主
聞いたものを自分の中で応用できて話せるようになってしまう頭脳の持ち主
このような限定された能力の持ち主しか効果を実感できない、再現できない可能性がある英語教材は多くの人にとって良いものであるとは言い切れません。
まさに「効果には個人差があります」という感じで、人によっては良くはない意味での個人差を実感してしまうことさえあります。
「そんなのおかしいじゃないか!」と思うかもしれませんが、「効果には個人差があります」と断りが書かれている以上、仕方のないことですし、それをどう判断するかは我々しだいです。
「絶対に効果がある」とは言わず、販売元も素直に認めていることなので、誠実だと思います。
しかしながら「それ本当なの?」と思ってしまうような効果をうたった教材ほど「効果には個人差があります」という言葉で逃げを打っている感じに思えてなりません。
また、他のパターンのダメな英語教材として、学習メニューがハードすぎるものもあります。
初心者に対してシャドーイングをしてくださいという無茶ぶりに近いような英語教材も、誰がそれを使うかによって結果に差が出てしまいます。
※シャドーイング・・聞いた英語を真似して追いかけるように話すこと
効果があるのは間違いのない学習方法でも、上級者向けの方法であれば、それは初心者にとっては良いものではありません。
当然ですが、効果を得られる人と得られない人に分かれてしまうからです。
こういう教材は、大学教授など元々頭が良かった人が作ったケースが多いです。
本人は頭が良かったためそれができて効果もあったのでしょうが、普通の人が同じようにそうできるものではありません。
誰にでもできるわけではない英語教材は続かないどころか自信を喪失してしまい英語嫌いになってしまう危険性まで秘めています。
これらの特徴を持った英語教材は販売元には申し訳ないのですが、私は低い評価をしています。
逆に誰がやっても同じように効果が生み出せる工夫のある英語教材は高い評価をしています。
英語教材を選ぶ際は、その教材が採用している方法が自分にもでき、そしてちゃんと効果が出せるものかを確認するようしましょう。
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