まずは目標を設定する

TOEICを受験するのであれば、必ず「いつまでに何点を取る」という目標を設定しましょう。

 

目標がないと人は頑張ることができませんし、どの程度頑張ればよいのかも分からなくなってしまいます。

 

目標を持つことなく惰性でTOEICを受けて点数が右肩上がりで伸びている人を私は知りませんし、目標がなければ勉強を継続することすら難しくなってしまいます。

 

ですので、目標を設定することは重要です。

 

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目標とする点数はもちろん昇進に必要な点数や、就職・転職に必要な点数です。

 

TOEICはリスニング100問とリーディング100問の合計200問、満点は990点。

 

だいたいで計算すれば(実際の採点方式は違いますが)1問あたり5点となります。

 

あなたが設定した目標点数を5で割ってください。

 

そうすれば何問正解しなければならないかの目安が分かります。

 

TOEICはリスニングセクションのパート1〜4、リーディングセクションのパート5〜7の全7セクションからできています。

 

各パートの問題数は下に示すとおりです。

 

TOEICのパートごとの問題数

パート名問題数
パート1全6問
パート2全25問
パート3全39問
パート4全30問
パート5全30問
パート6全16問
パート7全54問(※)
合計全200問

(※)パート7は1つの文章の問題29問と複数の文章の問題25問の合計54問です。

 

先ほどあなたが求めた目標達成に必要な正答数から、各パートで何問正解しないといけないかを考えます。

 

500点を目指す人であれば、必要となる正答数は500÷5=100、よって100問正解する必要があるわけです。

 

この正答100問をどのパートで積み上げるかを考えていきます。

 

TOEICで500点を目標とする人の例

パート名問題数目標正答数
パート1全6問5問
パート2全25問20問
パート3全39問20問
パート4全30問15問
パート5全30問20問
パート6全16問8問
パート7全54問12問
合計全200問100問

 

上の表は例ですが、リーディングが苦手と仮定して、リスニングのパートで点数を稼ぐよう目標を立てました。

 

このように自分の得意なパートに多めに目標の正答数を入れるなどして各パートごとに目標を決定します。

 

まだ受験経験のない人や各パートがどんなものかを知らない人は、ひとまず問題数に応じて均等に目標正答数を算出してください。

 

これを行うことで目標の細分化ができます。

 

目標正答数を明確にし、各パートごとにその目標を達成すれば、全体としてTOEICで○○○点取るという目標を達成することができます。

 

このように各パートで何点取るのかを常に考え学習を進めていきましょう。

 

漠然と全体で何点取ると考えるのではなく、パートごとで目標を達成する、それを積み上げる、このイメージが目標達成を近づけてくれます。

 

また、TOEICの本番までに時間がないという人はリスニングセクションに重点を置いて勉強を進めてください。

 

これは私自身の経験からですが、TOEICは短期的に見るとリスニングセクションの方が点数を上げやすいです。

 

初めてTOEICを受験した人のスコアを見ると、リスニングセクションの得点がリーディングセクションの得点を上回っている人がほとんどです。

 

その理由を探るべくいろいろな調査をしました。

 

TOEIC公式問題集を利用してリスニングセクションとリーディングセクションで分からなかった単語を書き出す作業をしました。

 

すると、リスニングセクションに比べてリーディングセクションの方が分からない単語の数が10倍程度も多かったのです。

 

つまり、リーディングセクションの方が使われている語彙が難しいということです。

 

このことから、リスニングセクションの方が簡単だと言うことができます。

 

ですので、時間がない人はリスニングセクション中心の勉強をしてください。

 

リスニングセクションとリーディングセクションともにバランス良く点数を取ることが高得点達成には必要です。

 

しかし、勉強に十分な時間がある人もリスニングセクションに多めに目標正答数を設定してリスニングセクション中心の勉強をしていくことが有効な戦略となります。

 

それでは、それぞれのセクションをどれくらいの時間配分で回答していけばいいのかということについて引き続き解説していきます。

 

次の講義はコチラ:それぞれのパートの時間配分

 

 

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