principalとprincipleの違い
今回は、似たような綴りで紛らわしい単語の「principal」と「principle」の違いと、効率的な暗記方法について説明をしていきます。
「principal」は「主要な、重要な」という意味を持つ形容詞です。
※「校長」のような名詞としての意味もありますが、ここでは形容詞とさせてください。「主要=大事な人=校長」というイメージはできると思います。
それに対して「principle」は「原理、法則、信条」などという意味を持つ名詞です。
「principle」には形容詞としての意味はありません。
この2つの単語の厄介なところは、綴りが似ていてまったく同じ発音であることです。
「principal」の「principle」を発音記号で表すと、ともに以下のように同じになります。
いわゆる同音異綴語(どうおんいてつご、どうおんいていご)というものです。
※同音異綴語・・・発音が同じで綴りが異なる単語
そのため、どちらが名詞だったか、どちらが「主要な」という形容詞の意味だったのかと迷うことがよくあります。
それをなくすための方法として、今回は接尾語に着目するというテクニックを紹介させてください。
着目すべきは「principal」という単語の接尾語にあたる「al」の部分です。
この接尾語の「al」は形容詞か名詞を作るものです。
normal・・・標準の、正常な
radical・・・根本的な、基本的な
例として上に2つの形容詞を出しましたが、ともに接尾語が「al」になっています。
このように接尾語が「al」の単語の多くは形容詞です。
つまり、「principle」には形容詞としての意味はありませんので、「al」が付いている「principal」が形容詞であるとすぐに分かり、意味として「主要な」という形容詞の意味を思い出すことができます。
また、「主要な」という意味を英語で表現したいときは、頭をこの逆に働かせて、
「主要な」は形容詞だから接尾語が「al」の「principal」と書けばいいのだなと分かります。
「principle」という単語を見たときは、「al」がない方だと見抜くことで形容詞ではないと分かるので、名詞としての意味の「原理、法則、信条」として理解をしましょう。
これにより「principal」と「principle」を間違えることなく区別して使えるようになります。
弱点は、ライティングやリーディングなど文面での判断でしかこのテクニックは使えないことです。
リスニングではまったく同じ音になってしまうため、前後の会話から判断をして意味をつかむ必要があります。
次は、「好機」「機会」という意味を持つ2つの単語、「chance」と「opportunity」の違いについてです。
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