強調のdoとは
まずはこれだけ覚える!
「do V」で「本気で〜する、すごく〜する」という強調の意味!
動詞を強調する働きがある!
〜目次〜
強調の「do」とは
助動詞としてお馴染みの「do」は、強調の働きとして使用することがあります。
I do want to get the job.
私は本気でその仕事につきたいです。
上の例文を見ると、1つの文章中に動詞の「do」と「want」があり、文法的に間違いかのように見えます。
しかし、これで文法として正解です。
上の例文では、「do」が助動詞で「want」が動詞です。
そして、「do V」という形で、「本気で〜する、すごく〜する」というような強調の意味になります。
強調の「do」には、「do」の直後にくる動詞を強調する働きがあります。
「do」は助動詞なので、そのうしろにくる動詞「V」は必ず原形になります。
そして、強調の「do」は主語によって変化します。
通常、「can」や「will」などの助動詞は主語によって変化することはありません。
そのため、「do」は特殊な扱いとなります。
He does want to get the job.
彼は本気でその仕事につきたいです。
このように主語の人称に合わせて「do」が「does」に変化します。
強調の「do」の過去形
強調の「do」を過去形で使用する場合は、「do」を過去時制の「did」に変化させます。
I did want to get the job.
私は本気でその仕事につきたかった。
上の例文のように、過去形の強調の意味になります。
強調の「do」の命令文
強調の「do」は以下のように命令文でも用いることができます。
Do be quiet.
どうか静かにしなさい!
Do clean your room.
部屋を掃除しなさい!
日本語訳は場面に応じてのニュアンスを反映させたものになり、命令文をさらに強くする意味となります。
発音時の注意点
I do want to get the job.
強調の「do」を用いた文章で強く発音するのは「do」です。
強調の「do」は強く発音をする、これがルールです。
強調の「do」の簡単な代用
ここで説明した強調の助動詞「do」は、ネイティブスピーカーの会話の中でよく耳にします。
特に、海外のスポーツ選手のインタビューなどでよく耳にします。
意識的に使うことができれば、会話に感情を乗せて味を出すことができる表現です。
そのため、私はけっこうな頻度で使用しています。
しかし、私もはじめは使い慣れませんでした。
そこで、強調の「do」が使い慣れないうちは、その代用として「really」を使用しておきましょう。
I really want to get the job.
この場合も強調の「do」を用いたのと同じ意味になります。
次の講義はコチラ:「助動詞 have Vpp」が表す意味とは