仮定法未来とは

チェックポイント まずはこれだけ覚える!

 

 

仮定法未来は未来に起きる可能性が低いこと、絶対に起きないことを仮定して言うときに使う表現!
「もし〜するこがあれば、〜するだろうに」という未来の仮定を表す!

 

今回の講義では、仮定法未来について説明していきます。

 

〜目次〜

 

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仮定法未来とは

 

仮定法未来とは、未来に起きる可能性が低いこと、絶対に起きないことを仮定し、それが起きたらどうするかを述べる場合に用いる表現です。

 

この定義のみでは分かりづらいので、先に日本語で仮定法未来を見ていくことにします。

 

仮定法未来の文を日本語で書くと、以下のようなものになります。

 

もし私が億万長者になることがあれば、彼女をデートに誘うだろう。

 

この日本語を解析すると、「億万長者になることがあれば」というように起きる可能性が低い、もしくは、絶対に起きない未来のことを仮定して、もし起きたら「彼女をデートに誘うだろう」と言っています。

 

このように「未来に起きる可能性が低いこと、絶対に起きない未来のこと」を仮定して表現するのが仮定法未来です。

 

それでは、上の文章を仮定法未来を用いた英語にしてみます。

 

If I were to be a millionaire, I would ask her out.

 

「もし〜するこがあれば、〜するだろうに」という仮定法未来の意味と、「未来に起きる可能性が低いこと、絶対に起きない未来のこと」を仮定して表現するときに仮定法未来を使う、ということを理解してください。

 

 

仮定法未来の作り方の公式

 

仮定法未来には2つの型があります。

 

以下、公式としてこれらについて説明していきます。

■実現可能性が低いこと、絶対に起きない未来のことを仮定する場合

 

If S1 were to V1, S2 would V2.

 

もしS1がV1することがあれば、S2はV2するだろう。

 

 

実現可能性が低い未来のことを仮定する場合

 

If S1 should V1, S2 would(will) V2.

 

もしS1がV1することがあれば、S2はV2するだろう。

 

※絶対に起きないことは「should」を使ったこの表現を用いることはできません。

 

※上記ともにS1とS2が同じ主語(S1=S2)となる場合もOK

 

それでは実際に文章の中で使い方を確認していきます。

 

 

実現可能性が低いこと、絶対に起きない未来のことを仮定する場合

 

上で挙げた例文と同じものとなります。

 

If I were to be a millionaire, I would ask her out.
もし私が億万長者になることがあれば、彼女をデートに誘うだろう。

 

「私が億万長者になることは可能性が低い、絶対にない、だけどもしなれたとしたら彼女をデートに誘うだろう」という意味になります。

 

なお、「I were」となっていますが、主語が1人称単数および3人称単数であれば「was」が使われることもあります。

 

どちらも正解です。

 

 

実現可能性が低い未来のことを仮定する場合

 

If he should lose his job, he would never get a job.
もし彼が職を失ったら、彼は二度と仕事に就くことができないだろう。

 

「彼が職を失う可能性が絶対にないわけではなく、少なからずその可能性があり、もし職を失ったら二度と仕事が見つからないだろう」という意味です。

 

可能性が絶対にない場合は、この「should」を用いた仮定法未来を使うことができません。

 

これが注意点です。

 

 

英太おすすめの覚え方の手順

 

上で、仮定法未来の作り方の公式として、以下の2つを説明しました。

 

  1. 実現可能性が低いこと、絶対に起きない未来のことを仮定する場合
  2. 実現可能性が低い未来のことを仮定する場合

するどい人は気づいているかと思いますが、「1」と「2」で「実現可能性が低い未来のこと」が共通しています。

 

また、「2」は「1」に含まれていることが分かります。

 

この事実から、仮定法未来には、上で説明した2つの表現方法がありますが、「実現可能性が低いこと、絶対に起きないこと」の両方を表現できる「If S1 were to V1, S2 would V2.」から覚えることをおすすめします。

 

そうすれば、「If S1 were to V1, S2 would V2.」のみ覚えることですみますし、いかなる場合で使っても、間違いとなることはありません。

 

これが私がおすすめする暗記の手順です。

 

そして、何度も「If S1 were to V1, S2 would V2.」を使って、定着したときに「If S1 should V1, S2 would(will) V2.」を覚えれば問題ありません。

 

 

 

仮定法未来とは関係のないことになりますが、上の例文で用いた「ask 人 out」は「人をデートに誘う」という意味です。

 

「人に対して、外に出ることを尋ねる」=「デートに誘う」というイメージです。

 

恋愛向けの単語ですが、よく使う表現なので、外国人をデートに誘いたい人は覚えておいてもよいと思います(笑)。

 

 

 

次の講義はコチラ:I wishの使い方とI hopeとの違い

 

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