英語ができる人は英語漬けを経験している
私は日本にいながら英語教材を使うことや英語の学習法について研究をすることで英語をマスターしました。
このようにして、海外で生活をして英語を覚えた人とは対極の方法で英語を身につけました。
そのため、自分と同じように日本にいながら英語を身につけた人がどうやって学習をしてきたのかについてとても興味があります。
友人や社内の人など、日本にいて英語を覚えた人がいればいろいろ質問をするようにしています。
前回、「英語ができる人は英語が好き」という共通点を説明しましたが、今回はもう1つの共通点について説明をしたいです。
それは「日本にいながら英語を覚えた人はある一定期間、鬼のように英語漬けの日々を経験している人が多い」ということです。
まるで浪人生かのように時間が許される限り英語を勉強した期間があります。
これは一定期間です。
今も昔もこのように英語漬けの日々をしているというわけではありません。
短い人だと3ヶ月、長い人だと3年のように英語を生活の中心に置いた期間があるということです。
もちろん私もこれに該当しています。
私自身も就職前に1日中英語を勉強していた時期がありました。
1日中と言ってもアルバイトもしていましたし、人と遊ぶ時間もありました。
つまり、自分が自由に使える時間は全部英語に充てていたということです。
私は勉強に留まらず、環境も英語漬けにしていました。
携帯電話の表示言語も英語にしていましたし、音楽を聞くなら洋楽、映画を見るなら洋画、逆に日本の音楽や映画は部屋に置かない。
独身なので一人での食事のときは、自宅でも出先でも携帯オーディオプレイヤーで英語を聞きながらの食事。
集中して勉強しているオンのときも、勉強していないオフのときも英語漬けで、今振り返ると、まさに徹底していたなという感じです。
このように短期間でも集中的に英語を学ぶ時期があれば、基礎を確立し、英語に対する感覚が強くなるのは間違いありません。
そして、基礎と感覚があるからこそ、後の学習の吸収も良くなるわけです。
だからこそ、このような期間を経験している人は結果として英語ができる人になっているのだと思います。
さらに言うと、この期間について、英語ばかり勉強することを憂鬱に感じていた人はいませんでした。
誰もが自分の意思でこのような生活を選んだようです。
これは「英語が好き」という共通点に含まれる部分もあります。
英語漬けの日々があれば英語ができるようになると言われても、仕事や家事などで時間に限りがある人の方が多いはずです。
しかし、1日24時間英語を学習するという意味ではなく、自分が自由に使える時間はすべて英語の学習に充てる、これでOKです。
仮に自由に使える時間が少なくても、脳の中の日本語と英語の割合において、日本語を減らし、英語を増やす。
これによって脳は自然と英語を受け入れやすくなっていくものです。
今英語で伸び悩んでいる人は、このような英語漬けの期間を一度持ってみると良いと思います。
英語漬けの生活で一気に基礎を作り、英語に対する感覚を高めることで、今までにはない上達を感じることができるはずです。
たかが人生の一時で英語力が手に入るのなら、この生活をする価値はあると思います。
このように英語ができる人がしてきたことを真似することはとても重要です。
しかし、真似をして効果があることとないことがあるので注意も必要です。
次はどういうことは真似をしてよく、どういうことは真似をするべきではないか、その基準について説明をしていきます。
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