あの人が英語ができる理由は何?
これまで英語ができる人の特徴や共通点というのを2つ説明してきました。
1つは英語が好きであること、もう1つは英語漬けを経験していること。
このように英語ができる人には必ず何かしらの特徴や共通点があります。
ですので、あなたが英語を話せるようになりたいと考えるのであれば、英語ができる人の特徴や共通点というのを理解して、それを真似していくことが近道です。
しかし、ここで少しだけ注意をしてほしい点があります。
それはその特徴や共通点が英語ができるということに対して本当に影響を及ぼしているのか、それとも影響を及ぼしていないのかということです。
本当に影響を及ぼしてしている場合、それを「因果関係」と言います。
影響を及ぼしているとは限らない場合、それは「相関関係」と言います。
ちょっと言葉が難しくなってしまったのでもう少しシンプルに説明をします。
因果関係とは、Aである場合、ほぼ100%の確率でBであることを言います。
相関関係とは、Aである場合、Bである確率がそこそこあることを言います。
具体例を出すとこんな感じです。
【因果関係】
英語が好きでいつも勉強をしている人の場合(A)、英語が話せる人である確率が極めて高い(B)。
いつも英語を勉強していれば誰でも英語が話せるようになるということ
【相関関係】
留学を経験している人の場合(A)、英語が話せる人である確率がそこそこある(B)
留学すれば絶対に英語が話せるようになるわけではなく、留学を経験していても、現地で勉強をしなかった人は英語が話せないということ
英語ができる人の特徴や共通点を探そうと思うといくつかそれが分かってきます。
そのとき、その特徴や共通点は「因果関係」なのか、それとも「相関関係」なのかを見極めるようにしましょう。
そして、因果関係であると思われることを優先的に真似する、自分の生活に取り入れるようにしましょう。
「お金持ちの家に生まれた人は教育にお金をかけてもらってきたので英語が話せる」
これは相関関係です。
親がいくら教育にお金を使ったとしても、本人がどれくらい努力できるかによって結果が決まるからです。
ですので、ただお金をかけるという表面上だけを真似しても英語が話せるようになるわけではありません。
「大学で外国語学部を卒業した人は英語が話せる」
これも相関関係です。
外国語学部を卒業するだけでは英語は話せるようにはなりません。
よって、外国語学部に行けば英語は安泰だと考えるのは間違いです。
「英語が話せる人は1日20分以上の勉強をしている」
これには強い因果関係があります。
勉強に時間を使っているからこそ英語が話せるようになったと考えられるからです。
「英語が話せる人は、英語を聞く練習よりも英語を話す練習をしている」
これにも強い因果関係があります。
私の周りの英語が話せる人に「英語を聞くことで英語が話せるようになったのですか?」と問いかければ「一生懸命話す練習をしました」と返されます。
説明が長くなりましたが、英語が話せる人を見たらその人にはどんな因果関係があり英語が話せるようになったのかを考えるようにしましょう。
英語が話せるようになった理由に強く影響を及ぼしているものを見つけることです。
そして、それを自分の生活に取り入れていけばあなたが英語が話せるようになる日もきっと近いことです。
これがもっとも効率的な方法になります。
逆に、英語が話せる人がしていることでも、それが英語が話せるようになった理由に影響を及ぼしていないと判断すれば、真似をするべきではありません。
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