単語の綴りは正確に書ける必要があるのか
単語の綴りは正確に書ける必要があるのかどうか、これについて私の考えをお話ししていきたいです。
当然のことですが、単語の綴りを正確に書けた方が良いことは間違いありません。
間違った日本語を書いている人を見たらあなたはどう思いますか?
ちょっと信頼できなかったり、大丈夫かな?と思ってしまいますよね。
ですので、英語を覚えるのであれば綴りを正しく書けることにこしたことはありません。
しかし、単語の学習の中では、意味を覚えること、発音を覚えることなどと比べれば、綴りを正しく書けることの重要度は高くはないと言えます。
正確に書けた方が良い
正確に書くための努力をした方が良い
しかし、書けなくても大丈夫
綴りを正確に書くことよりも大切なことがある
これが今まで英語を勉強してきて私がたどり着いた答えです。
単語を覚える過程で「書くこと」は記憶の効率を高めてくれるので取り入れるべきです。
この書いて覚えるという作業の中で単語の綴りは正確に書けるようになります。
しかし、綴りが正確に書けることよりも、英語が話せることの方がよっぽど重要です。
英語が話せるようになってそれでもなお余裕があるのなら、綴りの正確さを求めても良いと思います。
はじめから綴りの正確さを追い求めて学習が進んで行かないのはちょっと問題があります。
それではなぜ綴りを正確に書けることの重要度や優先順位が低いのかを説明いたします。
1、ネイティブスピーカーでも綴りを正確に書けるわけではない
綴りというのは日本人だから正確に書けないわけではありません。
これは各自の教育水準の問題らしく、英語ネイティブであっても難しい綴りや紛らわしい綴りは正しく書けない場合があります。
ネイティブでもできないことをノンネイティブが過度に追求することがおかしな話なのかもしれません。
2、綴りが正確に書けないことの影響は実は少ない
英語にはスピーキング、リスニング、リーディング、ライティング、大きく分けてこの4つの技能があります。
この中で綴りが正確に書けないことで影響を及ぼすのはライティングのみです。
例えば日本語で「薔薇(バラ)」という漢字があります。
しかし、これを正確に書ける人はどれくらいいるでしょうか?
まさに日本語ネイティブであっても教育水準によって書ける人と書けない人に分かれるものです。
ですが、会話の中で「薔薇(バラ)」と言うこともできるし、新聞で「薔薇(バラ)」が出てきても読むことができるし、人に「薔薇(バラ)」と言われてもそれを聞き取ることができます。
このように正しく書けないことによる影響というのはとても小さなものです。
3、手書きの必要性の低さ
上述の2つで日常英会話の習得を目指す人にとって綴りが正確に書けることの重要性がいかに低いか理解いただけたと思います。
最後に問題になるのは、私のように仕事で英語の文章を作成する必要がある人です。
しかし、実はこれも大した問題ではありません。
現代では仕事において手書きよりもパソコンで文章を作成する機会の方が圧倒的に多いです。
私は仕事で英語を書く機会がありますが、メールを書くにしても何を書くにしても「スペルチェック」が今のパソコンには付いています。
そのため、仮に綴りを間違えたとしても、パソコンがそれを教えてくれるので電子辞書で調べて書き直せば良いだけです。
パソコンで仕事をすることが主の現代、そもそも手書きで難しい綴りを書く機会が多くはありません。
話が長くなりましたが、英語において綴りが正しく書けることはそれほど重要ではありません。
それよりももっと重要なことがあります。
まずは使える英語を身につけることに注力をして、その中で余裕があれば綴りを正しく書けることなど、正確さを高めることもしていきましょう。
先んじてやるべきは英語が話せることを目指して勉強をすることです。
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