スーパーエルマーの内容を大暴露
テキストの内容
スーパーエルマーを購入すると、初回の1巻と2巻と同時にSTUDY GUIDEという学習の手引書も送られてきます。
このSTUDY GUIDEはスーパーエルマーの特徴を知ることと、どのようにスーパーエルマーで学習を進めていけばよいのかを説明したものです。
STUDY GUIDEを読んでこれらを理解することもできますし、このSTUDY GUIDEの内容を音声化したCDも付いてくるのでCDでも理解することができます。
スーパーエルマーはリスニングを軸にした教材ですが、このSTUDY GUIDEではスーパーエルマーを使って音読やリピーティング、シャドーイングというスピーキングを鍛えるための学習もできるということが書かれています。
たしかにできないこともないのですが、私の意見として、いかなる教材でもこれらの学習はすることができるので少しこじつけがましく感じてしまいました。
しかしながら、教材と一緒にこれほどしっかりとした学習の手引書があることは珍しく、そのおかげで学習中の迷いはなくなると思います。
ちなみにこのSTUDY GUIDEは全部で97ページもあります。
ここからは教材本編の内容についてです。
スーパーエルマーはアメリカのニュースを題材にリスニング力を鍛えていくものです。
テキストの中身はそれぞれのセクションで、
英文のみ
英文と日本語訳(英文の下に日本語訳が書かれている)
英文と日本語訳(英文と日本語訳が完全に分離されている)
という3つのものがあります。
なぜ3つもあるのかと言えば、音読をする場合やCDを聞きながら意味を確認する場合などそれぞれ用途や学習の段階に応じて使い分けをすることが目的です。
「英文と日本語訳(英文の下に日本語訳が書かれている)」についてはセンスグループという概念によって英文が区切られています。
センスグループとは、英文を意味のかたまりごとに区切ったものです。
詳しくはスーパーエルマーの口コミと評価、もしくは下の写真をご覧下さい。
語彙や文法のちょっとした解説もついています。
CDの内容
スーパーエルマーのCDの内容は4つの構成からできています。
英文をセンスグループで区切って、そのグループごとに英語と日本語訳を聞いていくHopというもの。
英文をセンスグループで区切って、そのグループの英文を聞いた後に空白があき、その間に日本語訳を考えるSkipというもの。
HopとSkipの内容を意識しながら通常の英語を聞くJumpというもの。
英文を1.5〜2.0倍速で聞くHyper-speedというもの。
以上の4つがあります。
まとめると、英語を文頭から聞く癖をつけ、さらには速度にも対応できるようにするという内容です。
全てのセクションの題材についてこの3つの練習をしていきます。
TOEICに効果があるのは事実ですが、使われている語彙やそのレベルなどがTOEICと同等程度なだけで、TOEICの問題を解く内容でもなければTOEICで点数を取るためのテクニックについて学べる内容でもありません。
ですのでスーパーエルマーを使った結果としてTOEICで高得点を取った人が多数紹介されていますが、このような人たちは別でTOEICのテクニックについても学習していると考えるのが妥当であり、決してスーパーエルマーのみでTOEICで高得点を取ったわけではないと私は思います。
これは私の推論ですが、いずれにしてもリスニング力を高める効果を期待できます。
なお、CDとテキストは巻ごとに学習するテーマは変わりますが、学習メニューは毎巻ここで記述した内容です。
ですのではじめの1巻がもっとも得られる効果が高く、その後は巻が進むにつれて得られる効果が低くなっていくと感じました。