kill (some) timeの解説
kill (some) time
【日本語訳】時間をつぶす、暇をつぶす
【使い方とニュアンスの解説】
「kill time」と聞いた時、何が頭に浮かんできますか?
ハンマーを使って時計を壊している人を想像してはいませんか?
「kill time」はネイティブスピーカーがよく使う表現で、これを日本語にすると「時間をつぶす」または「暇をつぶす」という意味になります。
日本語では「時間をつぶす」や「暇をつぶす」という言葉は、「ちょっと時間をつぶします」や「暇をつぶさなくてはなりません」のようにただ単にそれだけで使うことができますが、英語での使い方は少し違います。
「kill time」という表現を使う場合は、「どこで」または「何をして」時間をつぶすかを併せて言わなくてはいけません。
My class doesn't start until 2, so I'm gonna kill some time at the library.
私の授業は2時に始まるので、図書館でちょっとだけ時間をつぶします。
I'm gonna watch TV and kill some time before I head to the gym.
スポーツクラブに行く前に、テレビを見ながら時間をつぶします。
このように「kill time」と「どこで」または「何をして」をセットで使わなければなりません。
上に挙げた例のように「some」を付けて「kill some time」として使うネイティブスピーカーが多いです。
「kill time」は誰に対しても使うことができる表現ですが、友達同士で使うことが多いです。(常識的に仕事中、上司に「時間をつぶす」と言うことはあまりないと思います。)
ちなみにこの「kill」という単語を辞書で調べてみると、「殺す、台無しにする、失う」などのの意味がありますが、やはり「殺す」という意味がある以上、使い方には慎重になった方がいいと思います。
最後に「kill time」が使われている英語の名言を紹介しておきます。
A learned man is an idler who kills time with study.
学者とは、貴重な時間を研究でつぶしてしまう怠け者のことだ。
George Bernard Shaw
ジョージ・バーナード・ショー(英国の作家)
Men talk of killing time, while time quietly kills them.
人は時間をつぶすと言っている間に、知らぬ間に時間につぶされてしまう。
Dion Boucicault
ディオン・ブウシコー(アイルランドの俳優)
これらの名言からも分かるとおり、「kill time」は英語でよく使われる表現です。