How's it going?の解説

How's it going?

【日本語訳】調子はどうだい?

 

【使い方とニュアンスの解説】
「How are you?」を使うときと同じような場面で、アメリカ人ネイティブスピーカーの多くは「How's it going?」という表現もよく使います。

 

これは特に男性がよく使う表現です。

 

短縮形を使わずに表記をすると、「How is it going?」という形なのですが、もっぱら短縮形を用いた「How's it going?」と発音をします。

 

「How's it going?」は「How are you?」と同じような感覚で使っている日本人が多いのですが、厳密なニュアンスは異なるので注意が必要です。

 

「How's it going?」の意味を直訳すると、「あなたはどうですか?」ではなくて「あなたの人生は上手くいっていますか?」という意味になります。

 

そして、これに対して返事をする時は、主語は「I'm」ではなくて「it's」を使うのが普通です。

 

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なぜかというと、「How's it going?」は「あなた」ではなくて「人生」の調子がどうかを尋ねているからです。

 

実際の使用例として、

 

Hey John, how's it going?
やあ、ジョン、調子はどうだい?

 

と聞かれたら、

 

It's going pretty good.
上手くいっているよ。

 

It's not going so well.
あまり上手くいってないんだ。

 

などと答えます。

 

また、文章的には間違っていますが、「it」を主語にせずに、以下のように「I'm doing〜」を使って答える人もいます。

 

I'm doing well.
上手くやってるよ。

 

「How's it going?」は友達同士やあまり知らない人に対して使う軽いあいさつなので、目上の人には使わない方が良いです。

 

このあたりもアメリカ人ネイティブスピーカーと日本人には大きな文化の違いがあります。

 

個人差はありますが、日本人は「あまり知らない人」や「知らない人」に積極的に話しかけることはしません。

 

そのため日本人は「あまり知らない人」に対してかしこまって敬語を使ったりと丁寧なスタンスで接するのが一般的です。

 

日本人とは対照的に、アメリカ人は「あまり知らない人」や「知らない人」に対して積極的に話しかけることがよくあります。

 

そして、アメリカ人は「あまり知らない人」に対して必要以上に丁寧に接しないのが一般的です。

 

このような文化の背景から、「あまり知らない人に対して使う軽いあいさつ」という状況が生まれます。

 

もちろん、日本でも大阪を中心に関西圏の人は社交性が高いため、「あまり知らない人」や「知らない人」に対して積極的に話しかけることがあります。

 

ふとお店で隣の席になった人に話しかけている、関西の人のこんなイメージがあるはずです。

 

アメリカ人もこのような関西の人のイメージに近いため、関西の人や関西が好きというアメリカ人が多くいるように感じます。

 

 

 

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