「depend on」を詳しく解説中です

depend on 〜

【日本語訳】〜に頼る、〜しだいである

 

【使い方とニュアンスの解説】
「depend on 〜」には、「〜に頼る、〜を当てにする、〜に依存する」という意味があります。

 

「depend」を分解すると「de(下に)」+「pend(吊るす)」であり、下にぶら下がった状態であることからもこれらの意味が分かります。

 

He depends on his parents for money.
彼はお金の面で両親に頼っています。

 

※「頼っています」という現在進行形の意味になっている理由はこのページの最下部で説明しています。

 

「depend on 人 for 名詞」という形で、「【名詞】について【人】に頼る」という使い方をします。

 

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この意味での使い方以外にも、「depend on 〜」には「〜しだいです、〜によります」という意味もあります。

 

例えば、友達に以下のように聞かれたとします。

 

I'm having a party this weekend. Can you come?
今週末パーティーをするけど、来れる?

 

それに対して、「depend on 〜」を用いて以下のように回答をしたりします。

 

I have work. So it depends on what time I get off.
仕事があるから、仕事が終わる時間しだいだよ。

 

もう1つ例を出します。

 

How is the weather in San Francisco?
サンフランシスコの天気はどうですか?

 

It depends on the time of year.
それは時期によります。

 

以上、ここで紹介した「depend on 〜」は、ごく一般的に使われる表現であり、友達同士でも目上の人に対しても関係なく使うことができます。

 

続いて「depend」に関連する単語などについても確認していくことにします。

 

少し難しい知識になりますので、中〜上級者のみ参考にしてみてください。

 

「depend」を用いたよく使う英会話表現

 

It depends.
それは状況(条件)しだいです。

 

「depend」に続くものがありませんが、これで「それは状況(条件)しだいです。」という意味になります。

 

「It depends on the situation.」と言った方が自然にも感じますが、「It depends.」のみで使わる定型表現です。

 

ですので、そのまま暗記してしまいましょう。

 

「depend on 〜」の言い換えについて

 

rely on 〜

 

count on 〜

 

上の2つは、「depend on 〜」と同様に「〜に頼る、〜を当てにする、〜に依存する」という意味です。

 

「rely on 〜」については「これまでの経験をふまえて頼る」というニュアンスがあります。

 

つまりは、「これまでにも頼りにしたことがあり、だから今回も頼りますよ」ということです。

 

「count on 〜」については「何人かの一人として頼る」というニュアンスがあります。

 

つまりは、「5人の人手が必要で、そのうちの一人として頼りますよ」ということです。

 

ただし「depend on 〜」と違い、「rely on 〜」「count on 〜」については「〜しだいです、〜によります」という意味はないので注意が必要です。

 

「depend」の名詞形について

 

「depend」の名詞形は「dependence」であり、意味は「依存」です。

 

「dependence」の対義語(意味が逆の言葉)は、「independence」で、意味は「独立、自立」です。

 

「dependence」に否定の意味の「in」を加えていることからもこの意味は理解できます。

 

過去にウィル・スミスが出演した「Independence Day」という映画がありました。

 

そのタイトルの和訳は「独立記念日」です。

 

「depend」の形容詞形について

 

「depend」の形容詞形は「dependent」であり、意味は「頼っている」です。

 

その対義語は「independent」で、「独立している、自立している」です。

 

「dependent」を用いて「depend on 〜」と同じ意味を表現することができます。

 

be dependent on 〜
〜に依存している

 

このページの冒頭で挙げた例文を「be dependent on 〜」を用いて書き換えてみます。

 

He is dependent on his parents for money.
彼はお金の面で両親に頼っています。

 

意味は「depend on 〜」を用いた場合と同じです。

 

参考までに「independent」の例文も紹介しておきます。

 

He is independent on his parents for money.
彼はお金の面で両親から自立しています。

 

「be independent on 〜」で「〜から自立している、〜から独立している」という意味になります。

 

「interdepend」のについて

 

「depend」の前に「inter」を付加した「interdepend」は動詞で「相互依存する」という意味になります。

 

名詞形は「interdependence」で「相互依存」、形容詞形は「interdependent」で「相互依存の、相互依存している」です。

 

使用頻度は低いですが、「depend」と関連した単語なので一応紹介だけしておきました。

 

「depend on」が使われた英語の名言

 

The greatest part of happiness depends on our disposition, not our circumstances.
私たちの幸福のほとんどは、境遇ではなく、心の持ち方しだいである。
※米国初代大統領夫人マーサ・ワシントンの名言

 

特に意味はありませんが、私が個人的に好きな言葉であることと、「depend on」が使われているので紹介しておきました。

 

 

 

最後に補足として、なぜ「depend on 〜」で「〜に頼っている」という現在進行形の意味になるのかを説明しておきます。

 

これはいわゆる状態動詞というもので、「頼っている」という状態を表しているため、現在形ながら現在進行形の意味を持ちます。

 

理解しやすくするために、別の例を考えみましょう。

 

例えば、「日本に住んでいます」と表現をしたい場合、以下のようになります。

 

I live in Japan.

 

このように現在形でありながら、「住んでいる」という現在進行形の意味になります。

 

これは「住んでいる」という状態を表しているからです。

 

「I'm living in Japan.」とするのは間違いです。

 

なお、この状態動詞については別の記事で例を用いて詳しく説明しているので、より詳しく知りたい人はそちらを参考にしてみてください。

 

状態動詞-wearとput onの違いと正しい使い分け方

 

 

 

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