go toとget toの違い
「〜へ行く」という表現は誰もが中学で習ったとおり、「go to〜」と表現をします。
この「go to〜」と似た意味を持つ「get to〜」という表現があります。
How can I get to the station?
駅へはどうやって行けばよろしいですか?
上の例文を見てのとおり、「get to〜」で「〜へ行く」という意味になっていて、「go to〜」と同じように使われています。
それでは一体、「go to〜」と「get to〜」の違いは何なのかということについて解説をしていきます。
「go to〜」と「get to〜」の最大の違いは、「労力の違い」です。
「go to〜」には労力がなく、「get to〜」には労力がいるというニュアンスが含まれています。
つまり、目的地へ向かうとき、そこに多少なりとも苦労があるかどうかによって、どちらを使うべきかが決定されるということです。
例えば、毎日学校へ通っている場合は、
I go to school.
と言う表現が普通になります。
いつも同じ道をたどって通っているので、学校に着くまでに道に迷ったりという苦労はないはずです。
ですので、苦労を伴う「get to〜」を使った「I get to school.」という表現は聞いたことがありませんよね。
今度は逆に、初めて行った土地でどこにあるのか分からない駅に行きたい場合を考えます。
How can I get to the station?
この場合は、「go to〜」ではなく、「get to〜」を使った表現をします。
見知らぬ土地のため、目的地の駅にたどりつくために、道を調べたりという苦労が伴うからです。
以上のように、日本語にしてしまうと同じ「〜へ行く」という意味でも、英語となればニュアンスは異なります。
簡単に解釈をすれば、基本的には「go to〜」で、実際に行くにあたって調べたりという苦労がある場合には「get to〜」を使うでいいと思います。
次は、もう1つ同じようなニュアンスに関わることを説明していきます。
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