fireの関連語のまとめ

今回は「fire」という単語についてまとめてみました。

 

「fire」という単語は一般的に名詞で、意味としては「炎」「火事」というものがメインで、マイナーな意味としては「射撃」「弾丸」「批判」「情熱」というようなものもあります。

 

基本的に「fire」は名詞で、その直前に動詞を伴い、文章として意味をなすようなイメージで使われています。

 

以下にそれをまとめます。

 

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set fire to 〜

 

【意味】〜に火をつける

 

He set fire to the garage, and ran away.
彼は車庫に火をつけて、そして逃げた。

 

※setの過去形はset、過去形ゆえに三単現のSは不要

 

set 〜 on fire

 

【意味】〜に火をつける

 

※「set fire to 〜」と全く同じ意味です。

 

He set the garage on fire, and ran away.
彼は車庫に火をつけて、そして逃げた。

 

catch fire

 

【意味】火がつく

 

The building caught fire.
その建物に火がついた(火事が発生した)。

 

be on fire

 

【意味】燃えている

 

The building is on fire.
その建物は燃えている。

 

light a fire

 

【意味】火を起こす

 

Primitive man used wood to light a fire.
原始人は木を使って火を起こした。

 

なぜか「light a fire」のみが冠詞の「a」を伴って使うのが正解とされています。

 

すみません、なぜかという理由は分かりません。

 

「fire」を使った以下のような表現もネイティブスピーカーは使います。

 

Where's the fire?

 

直訳してしまうと「火事はどこ?」となりますが、実際の意味はそうではありません。

 

実際は「何をそんなに急いでいるの?」という意味で、少し皮肉を交えたニュアンスがあります。

 

この由来について少し説明をします。

 

「Where's the fire?」は「火事はどこ?」というのが元々の意味であり、通報を受けた消防車がサイレンを鳴らして現場に急いで向かうシーンが想像できます。

 

ではなぜこの「Where's the fire?」が「何をそんなに急いでいるの?」という意味になるのでしょうか。

 

それは、スピード違反を取り締まっていた警察官がスピード違反をした人に対して、「何をそんなに急いでいるの?あなたは消防車?火事でも消しに行くの?」という具合に皮肉と冗談を交えて言ったことが由来とされています。

 

それが転じて普段から何かに慌てている人に対して「Where's the fire?」と言うようになったそうです。

 

ちなみに「消防士」のことを「firefighter」と言います。

 

「firefighter」と同じ意味として「fireman」もありますが、1970年代にアメリカで起きたフェミニズムの運動(女性の地位向上を目指す運動)により、差別用語に当たる「man(男性)」が付く語が使われなくなりました。

 

なので、「消防士」は「firefighter」と言うようにしましょう。

 

話を元に戻し、せっかくなのでもう1つ似た表現を紹介させてください。

 

Who set your pants on fire?

 

上で説明したとおり「set 〜 on fire」で「〜に火をつける」という意味です。

 

よって、「Who set your pants on fire?」で「誰があなたのズボンに火をつけたの?」という意味になりますが、実際の意味はそうではありません。

 

「ズボン(お尻)に火がつく」→「水を求めて慌てる」という流れからも推測できるとおり、これも「何をそんなに急いでいるの?」という意味になります。

 

「Where's the fire?」と意味もニュアンスも同じで、皮肉と批判的なニュアンスがあります。

 

ここからはさらに話がズレますが、英語で「花火」は「fireworks」です。

 

複数形のように「s」を付けて表記するのが正解です。

 

間違っても「flower fire」なんてそのまま日本語にしないようにしてください。

 

上の使い方はすべて「炎」に関連をした使い方ですが、以下は「炎」から離れた意味での使い方になります。

 

be under fire・・・激しい批判を浴びている

 

この「under」は「建設中」を意味する「under construction」などと同じような使い方です。

 

be fired・・・解雇される

 

これは「fire」が「〜を解雇する」という動詞としての意味を持つため、その受動態になります。

 

以上で「fire」の関連語のまとめとさせていただきます。

 

最後に、「〜を解雇する」として「fire」が使われますが、「解雇する」という表現にもいろいろな単語があり、ニュアンスもそれぞれ異なるので、それらについてもまとめていきます。

 

「解雇する」という意味の単語のまとめ

 

 

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