未来形とは

チェックポイント まずはこれだけ覚える!

 

 

未来形は未来の出来事を表す時制表現!
主に「will」と「be going to」を使う!
「〜するつもりです、〜するでしょう」という意味!

 

〜目次〜

 

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未来形とは

 

未来形は、未来の出来事を表すときに使用する時制表現です。

 

以下は未来形の基本的な例文です。

 

His new girlfriend will make him happy.
彼の新しい彼女は彼を幸せにするでしょう。

 

I am going to buy a new car.
新しい車を買うつもりです。

 

このように、未来形は主に「will」と「be going to」を用いて表現します。

 

これまでの講義で解説した現在形と過去形と違い、未来はまだ存在しない状況なので、話し手の確度や意図によって「will」を用いるか、「be going to」を用いるかが変わってきます。

 

これについては後ほど詳しく説明します。

 

 

未来形の肯定文の作り方

 

未来形の基礎として、未来形の肯定文の作り方について説明していきます。

 

未来形を作るには、動詞の前に助動詞の「will」を付けます。

 

I will call you tomorrow.
私は明日あなたに電話をしますね。

 

いかなる主語であっても助動詞の後は動詞の原形になるというルールがあるので、この点には注意をしましょう。

 

「will」の代わりに「be going to」を使うことでも未来形を作ることができます。

 

I'm going to take an exam next Sunday.
私は来週の日曜日に試験を受ける予定です。

 

厳密にはニュアンスの違いがありますが、ともに「〜するつもりです」「〜するでしょう」という意味になります。

 

 

未来形の否定文の作り方

 

■「will」の場合

 

「will」のうしろに「not」を付けます。

 

短縮形は「won't」となります。

 

I will not be there.
そこにいないでしょう。

 

助動詞「will」が前にあるので「am」が原形の「be」になっています。

 

■「be going to」の場合

 

I am not going to buy a new car.
新しい車を買うつもりではありません。

 

このように「be not going to」という形になります。

 

 

未来形の疑問文の作り方

 

■「will」の場合

 

文頭に「will」を置き、動詞を原形にし、文末に「?」を付けます。

 

Will you study English?
英語を勉強するつもりですか?

 

■「be going to」の場合

 

Are you going to buy a new car?
新しい車を買うつもりですか?

 

考え方は通常のbe動詞の疑問文と同じで、be動詞を文頭に出す形になります。

 

 

「will」と「be going to」の違い

 

多くの人は、「will」と「be going to」は同じという説明を中学や高校の授業で受けてきたと思います。

 

しかし、実際には「will」が表す未来と、「be going to」が表す未来は同じではありません。

 

そのため、ネイティブスピーカーは「will」と「be going to」を厳密に使い分けています。

 

そもそも、なぜ同じ未来を表すのにこのような使い分けが必要なのでしょうか。

 

その理由は、未来はまだ存在しないものなので、話し手の確度や意図によって「will」を用いるか「be going to」を用いるかをコントロールする必要があるからです。

 

この前提の元、「will」と「be going to」のニュアンスの違いについて解説していきます。

 

 

「will」が持つニュアンス

 

「will」が表す未来には、自分の「意思」が伴った未来を表すというニュアンスがあります。

 

I will be there.
そこにいるでしょう。

 

この例文の日本語訳は「そこにいるでしょう。」であり、自分の意志が伴った未来を意味しています。

 

ちなみに辞書で「will」を調べてみると、「意思」という名詞としての意味もあることが分かります。

 

そして、自分の意思であるがゆえに「will」の表す未来は実現性が非常に高いものとなります。

 

「I will be there.」と言われれば、ほぼ100%の確率で「そこにいる」というニュアンスになります。

 

電車のアナウンスでも「This train will stop at・・・(この電車は・・に止まる)」と言われていることからも100%の確率というニュアンスが分かります。

 

電車でこうアナウンスしておいて駅に止まらないなんてことは絶対にありえません。

 

そして、100%の確率を表す「will」の否定形の「won't」は強い拒絶の意味を持ちます。

 

それについてはコチラで詳しくまとめました。

 

もう1つ「will」が持つニュアンスについて言及すると、「その場で決める」ということも重要です。

 

特に事前に計画したわけでもなく、その場でふと思った未来のことを表現する場合は「will」を使います。

 

 

「be going to」が持つニュアンス

 

「be going to」には、計画的要素や原因・理由から考えた未来というニュアンスが含まれています。

 

先ほどの例文をもう一度出します。

 

I am going to buy a new car.
新しい車を買うつもりです。

 

この文章には計画性が含まれているため、「will」ではなく「be going to」が用いられます。

 

つまり、新しい車を買うためにすでに貯金をしていたり、どの色の車にするか考えていたりという計画的要素が含まれるというわけです。

 

「will」を用いた場合のように、ふと思いついた感じで車を買おうという意味ではありません。

 

It's going to rain.
雨が降るでしょう。

 

こちらも「be going to」を用いた未来形ですが、この文章には原因・理由から考えた未来が含まれています。

 

つまり、雲が出始めて、気温が下がり、今にも雨が降りそうという原因・理由から考えた未来であるがゆえに「will」ではなく「be going to」を用いるわけです。

 

ただ自分の意志・思いである「will」を用いた場合のように、何の根拠もなしに「雨が降るでしょう」と言っているわけではないということです。

 

ただし、計画的要素や原因・理由はあっても、あくまでも確率としては「will」のように100%に近いものではありません。

 

原因・理由に反して雨が降ることもあるからです。

 

それゆえに電車のアナウンスでは「This train will stop at・・」という表現を用いるとも考えることができます。

 

ちなみにネイティブスピーカーは「be going to」を「gonna(ガナ)」と発音することが多いです。

 

 

近い未来を表す「be about to」

 

「be about to V」は「今まさにVするところだ」という近い未来を表します。

 

He is about to decide.
彼は今まさに決断するところです。

 

ポイントは、「be going to」よりも近い未来を表し、近い未来を表すゆえに未来を表す副詞・副詞句と一緒に使わないということです。

 

 

 

次の講義はコチラ:進行形とは

 

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