excitingとexcitedの違い

チェックポイント まずはこれだけ覚える!

 

 

「私は興奮しています。」は「I'm excited.」が正解!

 

〜目次〜

 

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「I'm exciting.」と「I'm excited.」の違い

 

I'm exciting.

 

I'm excited.

 

これら2つの意味の違いが分かりますか?

 

多くの人が「I'm exciting.」が正解のように感じている、だけど「I'm excited.」の方がよく耳にしていることでしょう。

 

結論から先に言えば、「I'm excited.」が正解で、意味は「私は興奮しています。」です。

 

これは「能動態のように訳す受動態」というものです。

 

その代表的な例がこの「excite」です。

 

「excite」は動詞で、「〜を興奮させる」という意味を持ちます。

 

もともとの意味の中に「させる」という受動態のニュアンスを含んでいます。

 

そのため、扱い方がちょっと特殊になります。

 

I am excited to hear that.
私はそれを聞いて興奮しています。

 

上の例文では「〜を興奮させる」という意味の「excite」が「be動詞+Vpp」の形の受動態となっています。

 

そして、その訳は「興奮しています」という能動態の意味となります。

 

このように、もともと受動態の意味を持つ感情を表す動詞は、受動態の形で使用して能動態の意味を持ちます。

 

文法上、このルールがあるからこそ、「I'm excited.」と表現するのが正解なわけです。

 

強調しておく必要があるのは「感情を表す動詞」ということです。

 

感情を表す動詞、かつ、主語が「人」の場合は、「I'm excited.」のように受動態の形で使用します。

 

主語が「物」の場合は「exciting」となります。

 

This story is exciting.
この物語は興奮します。

 

他にも「excite」のような扱いをする感情を表す動詞がいくつかあるので、代表的なものを中心に紹介しておきます。

 

能動態のように訳す受動態の動詞

 

■surprise
【意味】〜を驚かせる

 

be surprised at〜
〜に驚く

 

I was surprised at his score.
彼の点数に驚きました。

 

 

■interest
【意味】〜の興味をひく

 

be interested in〜
〜に興味がある

 

I am interested in this story.
この物語に興味があります。

 

 

■satisfy
【意味】〜を満足させる

 

be satisfied with〜
〜に満足する

 

I am satisfied with this story.
この物語に満足しています。

 

 

■disappoint
【意味】〜を失望させる

 

be disappointed with〜
〜にがっかりする

 

I am disappointed with this story.
この物語にがっかりしています。

 

 

■bore
【意味】〜を退屈させる

 

be bored with〜
〜に退屈する

 

I am bored with this story.
この物語に退屈しています。

 

 

これらは頻出なので暗記してしまいましょう。

 

その他、一覧で紹介しておいきます。

 

■能動態のように訳す受動態の動詞

動詞意味
please喜ばせる
delight喜ばせる
relieve安心させる
worry心配させる
amuse楽しませる
move感動させる
touch感動させる
absorb夢中にさせる
attract魅惑させる
annoyイライラさせる

 

例外として、「感情を表す動詞」ではないものもあります。

 

■tire
【意味】〜を疲れさせる

 

be tired from〜
〜に疲れる

 

I'm tired from his pressure.
私は彼の圧力に疲れています。

 

考え方は「感情を表す動詞」と全く同じです。

 

 

著者「英太」の補足説明

 

ここで説明した「能動態のように訳す受動態の動詞」は、主に感情を表す動詞が該当し、主語が人のときは「〜ed」の形を取り、主語が物のときは「〜ing」の形を取ります。

 

「なぜ感情を表す動詞だけこんなふうになるの?」と思われる人もいるはずなので、その理由を説明したいです。

 

これが本当に正しい理由かは分かりませんが、以下のような説を聞いたことがあります。

 

英語話者は、「感情は自分の中から生まれてくるものではなく、神から与えられるものだ」という感覚があるからだという説です。

 

どういうことか詳しく言うと、例えば「excite」では、日本人であれば自らの心のうちから興奮が湧き出てくるような感じをイメージします。

 

何か興奮の対象となるものを目にし、その結果、「私は興奮しました」という感じです。

 

このような日本人の感覚に対し、英語話者は、自分ではなく神や相手から興奮を植え付けられたという感覚を持っているそうです。

 

何か興奮の対象となるものを目にし、それを目にしたことで「私は興奮されられた」という感覚です。

 

日本人とは違い、感情は周りから与えられることで生まれるものだという感覚になります。

 

そのため、「excite」のようにもともとの形に「〜させる」という意味を含む動詞が存在しているわけです。

 

 

 

次の講義はコチラ:不定詞とは

 

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