第5文型(SVOC)の受動態
まずはこれだけ覚える!
第5文型「SVOC」の受動態は、補語Cの位置に注意する!
新主語につられず動詞のうしろに残る!
〜目次〜
第5文型SVOCの受動態
SVOCの形を取る第5文型の受動態の作り方について解説していきます。
以下の例文は、「SVOC」の形を取る第5文型です。
We call him superman.
私たちは彼をスーパーマンと呼びます。
「O:him」=「C:superman」という関係が成立するのが第5文型の特徴です。
この文章を受動態に書き換えると、以下のようになります。
He is called superman by us.
彼は私たちにスーパーマンと呼ばれます。
第5文型の文章を受動態に書き換えるとき、「補語C」の位置に注意が必要です。
「補語C:superman」は「新主語:he」につられて前に出ることはなく、動詞のうしろに残ります。
もう1つ例を出しておきます。
I painted this car black.
私はこの車を黒色に塗りました。
この文章を受動態に書き換えます。
This car was painted black by me.
この車は私によって黒色に塗り替えられました。
「補語C:black」の位置に注意をしてください。
「目的語O:this car」が新主語になり、「補語C:black」は文章のうしろに残ります。
ここでは、第5文章の受動態の基本として、補語Cが名詞または形容詞の場合についてまずは説明しました。
続いて、補語Cが不定詞や分詞の場合について説明していきます。
補語Cが不定詞・分詞の場合
「補語C」が不定詞の第5文型の場合、受動態は以下のように書き換えを行います。
Our teacher advised me to study English.
先生は英語を勉強するようにと私に助言しました。
I was advised by our teacher to study English.
私は英語を勉強するようにと先生に助言をされました。
上記のような語順となります。
「補語C」が分詞の第5文型の場合、受動態は以下のように書き換えを行います。
My girlfriend always keeps me waiting.
彼女はいつも私を待たせます。
I am always kept waiting by my girlfriend.
私はいつも彼女に待たされます。
第4文型SVOOの受動態との違い
最後に、第4文型SVOOの受動態との違いについて補足説明をしておきます。
先ほど出した例文にもう一度戻ります。
【第5文型SVOC】
We call him superman.
以下は同じ動詞「call」を用いた第4文型の文章です。
【第4文型SVOO】
We call him a taxi.
動詞に続いて名詞が2つ並ぶことが共通しているため間違いやすいのですが、第5文型SVOCでは「彼をスーパーマンと呼ぶ」という意味になります。
第4文型SVOOでは「彼にタクシーを呼ぶ」という意味になります。
単語の並びは似ていても、このように文章としての意味は全く異なるため、受動態にすると、以下のように違う形になります。
【第5文型SVOCの受動態】
He is called superman by us.
【第4文型SVOOの受動態】
A taxi is called for him by us.
なお、第4文型を受動態にするとき、1つ目の目的語に当たる「him」を主語にした受動態は意味がおかしくなるので、受動態にすることができません。
次の講義はコチラ:進行形、完了形、助動詞を含む受動態
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