used to Vとbe used to Vingの違いとは
まずはこれだけ覚える!
「used to V」は「以前はよくVしたものだ」という過去の習慣を表す!
「be used to Ving」は「〜することに慣れている」という意味!
〜目次〜
- 「used to」の発音
- 「used to V」の意味
- 「used to V」の否定文・疑問文
- 「be used to Ving」の意味
- 「be used to Ving」と「get used to Ving」の違い
- 「used to V」と「would」の違い
「used to」の発音
「used to V」と「be used to Ving」の両方ともに言えることですが、発音に注意する必要があります。
ともに「used」と書きますが、その後ろに「to」がくる場合、発音はカタカナで書くと「ユース」となります。
「ユーズド」ではありません。
そして、「used+to」で「ユース・トゥ」となります。
このように濁らず発音するのが正解です。
では本題に戻り、「used to V」と「be used to Ving」の違いについて説明していきます。
結論から先に言ってしまえば、似た単語が並んでいるために混同されがちなだけで、意味としてはまったく異なるものになります。
「used to V」の意味
「used to V」は、以下の2つを表します。
- 過去の習慣
- 過去の状態
まずは「1」の「過去の習慣」について説明していきます。
We used to play soccer in that park.
私たちはあの公園でよくサッカーをしたものだ。
「used to V」という形で、「以前はよくVしたものだ」という意味になります。
この日本語訳のとおり、「過去の習慣」を表します。
注意すべき点は、「過去の習慣であり、今その習慣はない」というニュアンスが含まれることです。
つまり、上の例文で言えば、「過去にあの公園でよくサッカーをしたものの、今はまったくしていない」という意味になります。
このように、現在のことは関係がありません。
続いて「2」の「過去の状態」についてです。
There used to be a park here.
以前、ここには公園がありました。
「以前はここに公園があった」という「過去の状態」を表します。
「過去にはここに公園があったが、今はない」というニュアンスが含まれています。
「used to V」は、「過去の習慣」「過去の状態」ともに、現在から過去を回想する場合に使われる表現です。
現在形の意味はありません。
また、「used to」で1つの助動詞のため、「used to」に続く動詞「V」は必ず原形になります。
「used to V」の否定文・疑問文
「used to V」の否定文は以下のようになります。
I didn't use to play video games.
I used not to play video games.
上記の例文ように否定形は「didn't use to V」または「used not to V」という形を取り、「私はゲームをしませんでした。」という意味になります。
「used to V」の疑問文は以下のようになります。
Did you use to have a beard?
上記の例文ように疑問形は「Did S use to V ?」という形を取り、「あなたは以前ヒゲがありましたか?」という意味になります。
ここで説明したとおりの方法で、「used to V」の否定文や疑問文を作ることができます。
しかし、否定文や疑問文として使われることは稀で、私は肯定文でしか会話の中では聞いたことがありません。
そのため、まずは肯定文での「used to V」を使いこなせるようにすれば十分です。
「be used to Ving」の意味
「be used to Ving」という形で、「〜することに慣れている」という意味になります。
I am used to going abroad.
私は海外旅行に慣れています。
「used」は形容詞、「to」は前置詞、「Ving」は動名詞です。
「be used to Ving」はbe動詞を活用することで、時制をコントロールすることができます。
I was used to going abroad.
私は海外旅行に慣れていました。
上の例文のように過去形にすることができます。
「be used to Ving」は「be accustomed to Ving」に書き換えることも可能です。
I am accustomed to going abroad.
私は海外旅行に慣れています。
「be used to Ving」と「get used to Ving」の違い
「be used to Ving」と間違いやすいのが「get used to Ving」です。
「be used to Ving」は「〜することに慣れている」という状態を表します。
それに対し、「get used to Ving」は「〜することに慣れる」という意味であり、「慣れる」という動作を表しています。
「used to V」と「would」の違い
最後に少し上級者向けの知識を紹介しておきます。
「used to V」と同じように助動詞の「would」にも過去の習慣を表す意味があります。
これら2つの違いは、「used to V」は先述のとおり、過去の習慣であり、今はその習慣はないというニュアンスを表します。
それに対して、「would」は過去の習慣ではあるが、現在のその習慣の有無は問いません。
つまり、過去にもしていて現在もしている習慣を表すのには「would」が適しているわけです。
I would often play soccer in that park when I was young.
私は子供の頃、あの公園でよくサッカーをしたものだ。
このように、個人的に過去を回想する場合に「would」を用い、現在どうかは関係ありません。
そのため、上の例文で言えば、「今もその公園でサッカーをすることがある可能性もある」ということになります。
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