単語を覚える方法のイロイロ
ここでは、世間一般で言われている単語を覚える方法をすべて列挙していきます。
英単語を覚える方法は人それぞれです。
人によって得意な方法や好きな方法は異なるので、どれが正解でどれが間違いということはなく、覚えることができていればそれが正解だと思います。
この中で自分に合いそうなものを試してみてください。
- 何度も見て覚える
- 何度も書いて覚える
- 何度も音読して覚える
- 何度も聞いて覚える
- 実際に使って覚える
- 場面や状況と結びつけて覚える
- 韻を踏む、ゴロで覚える
- 単語の語幹や接辞の意味を利用して覚える
- 既に知っている単語と結びつけて覚える
- イメージを利用して覚える
- 母国語との類似性を利用して覚える
「1」〜「4」は単語のオーソドックスな覚え方です。
「1」については、単語帳をひたすら眺めたり、単語カードを利用した学習法などを言います。
「2」〜「3」については、「書く・読み上げる」という方法ですが、同時に「1」の「見る」も含まれます。
そのため、記憶への定着が良いです。
「4」については、スキマ時間の活用などには有効ですが、耳を使った学習になるため、単語の綴りまでは覚えられません。
「5」については、覚えたい単語を意識的に会話の中で用いることを言います。
実際の会話の場面で自分の口から発することによって記憶への定着が良くなります。
「7」については、自分で考えているとそれに時間を使ってしまうことになるので、ゴロで覚える単語帳を買って使用すると良いです。
あまり多くは販売されていませんが、書店に行けばこの手の単語帳もいくつかあります。
ゴロで覚えるというこの方法は、受験対策などでどうしても覚えられない単語に対して用いると有効です。
しかし、日常英会話をこなすのであれば、いちいちゴロを思い浮かべてということをしていると、会話のスピードについていけなくなります。
ですので、ゴロに頼ってすべての単語を覚えようとするというアプローチはおすすめできません。
きっかけとしてゴロで覚えて、いずれは記憶に定着させ、ゴロから離れるようにする必要があります。
「8」については、例えば「〜ble、〜able」であれば「可能の意味を含む形容詞」となりますし、「pre〜」の形の単語であれば「〜より前」という意味を含むという規則を利用して覚えることを言います。
これらは語幹や接辞と呼ばれますが、この規則を覚えることで暗記の量を減らすことができるのでとても便利です。
英語の上級者ほどこれを利用している印象があります。
「10」については、単語とその単語を表した絵や実像を思い浮かべながら覚えることを言います。
この方法は、日本語を介さず単語を覚えるため、英語の処理速度が上がるというメリットがあります。
また、単語を鮮明にイメージできればできるほど、記憶への定着も良くなるものです。
「11」については、日本語と英語は類似していないため利用できません。
ドイツ語話者が英語を学ぶ場合など、母国語と英語が似ている場合に有効になる方法です。
私たち日本人が中国語を学ぶ場合に、この方法は有効になります。
なぜなら日本語も中国語も漢字を使用しているからです。
厳密には中国語は簡体字ですが、派生は同じなので共通点は多くあります。
単語を覚える方法としてはここで挙げたものでほぼすべてだと言えます。
この中で自分に合いそうなものから取り入れて試していきましょう。
また、これらの中からいくつかを組み合わせて学習をするのもとても有効です。
ちなみに私は、書いて覚えるを軸に、何度も見て覚える、実際に使ってみる、単語の語幹や接辞の意味を利用して覚える、既に知っている単語と結びつけて覚えるなどをしています。
組み合わせが多くなればなるほど記憶への定着が良くなります。
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