ラクして英語を覚える方法の嘘と真実
「ラクして英語が話せるようになる」ということを様々な形で訴求している英語教材があります。
「○○するだけ」「1日数分でOK」のような宣伝文句はその典型例だと私は思っています。
しかし、本当にそれで英語が話せるようになるのでしょうか、本当にそれは効果的な方法なのでしょうか。
その答えとして、私が長年の英語学習経験で至ったものがあります。
それは、「教材や勉強法にラクさを求めるのではなく、自分の中でラクな方法を選択する」ということです。
この言葉だけでは分かりづらいので、詳しく説明をしていきます。
まず、「教材や勉強法にラクさを求める」ということについてです。
これが本当に重要です。
英語が話せるようになりたいあなたは今、2つの教材のどちらを買おうかで悩んでいます。
1つは「○○するだけで英語が話せるようになる」という教材、もう1つは「単語と簡単な文法を覚えて、発音の勉強をして、英会話を身につけていく」という教材です。
このとき、多くの人が教材にラクさを追求して「○○するだけで英語が話せるようになる」という教材を選択してしまっているように感じます。
実はこれが大きな間違いなのです。
教材や勉強法を選択するときは、ラクさを基準にして選択をしてはいけません。
効果が本当にある教材なのか、効果が本当にある方法なのかで選択をする必要があります。
これが1つ目のポイントです。
次は「自分の中でラクな方法を選択する」ということについてです。
あなたが日常英会話を身につけようとしています。
このとき、方法というのはいくつもあります。
・フレーズを覚え、会話練習をする
・シャドーイング(※)をする
・決められた型を覚え、使いまわす
・音読をする
・聞くだけで覚える
・眺めて覚える
※シャドーイングとは、聞いた英語音声を真似して追いかけるように話すこと
という具合に挙げれば方法はたくさんあります。
そして、この中でダメな方法をまずは除外します。
英会話は話す練習をしないと身につかないので、この中で話す練習をしない「聞くだけで覚える」と「眺めて覚える」を除外します。
残ったのは以下の4つです。
・フレーズを覚え、会話練習をする
・シャドーイングをする
・決められた型を覚え、使いまわす
・音読をする
これらであれば、いずれも話す練習をすることになるので、英会話が身につく可能性があるわけです。
そして、大切なことは、これらの中で自分がラクだと思う方法を選択することです。
これがラクして英語を覚えるの本質です。
教材や方法をラクさを基準や優先事項にして選んではいけません。
ラクさだけを基準に選ぶと、効果のないものに捕まってしまうことがあります。
まずは本当に効果があるとされている方法をピックアップし、その中で自分にとってラクな方法を選択する、これがラクして英語を覚えるということの真実です。
英語においてラクさとは、自分の中にあるもの、自分だけにあるものです。
基本的に効果があるとされている学習法にラクなものはありません。
このあたりは筋トレとかとも同じような感覚です。
ラクなことでは人間は成長しません。
ラクなことにはラクそれなりの効果しかありません。
ラクではないことの中で、自分がラクだと感じられることを見つけることが大切です。
Aさんは音読がラクだと感じるけど、Bさんは音読はしんどいと言っている、こんなものです。
それだったらAさんは音読で攻め、Bさんは他の方法で自分がラクだと感じられるものを見つけるとうまくいきます。
教材や方法自体がラクそうだから、この基準での選択ではダメです。
効果があるとされているものの中から自分にとってラクなものを選択する、これがラクして英語を覚える成功の秘訣です。
なお、英語学習における効果のある方法が分からないという人は、私のこの英語学習コラムをお読みいただければヒントがたくさんあると思います。
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