アルファベットは表音文字、漢字は表意文字

英語のアルファベットは表音文字、日本語の漢字は表意文字です。

 

ほぼ不要な知識ですが、知ればなるほどと思うことなので解説をしていきます。

 

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表音文字とは「音を表した文字」です。

 

英語、すなわちアルファベットは表音文字にあたります。

 

それぞれのアルファベットが特定の音を持ちます。

 

そのため、綴りと発音に密接な関係があります。

 

例えとして「gentleman」という単語を用意します。

 

1文字ずつがそれぞれ音を表しているので、綴りのまま読み上げれば「ジェントルマン」となります。

 

日本語の平仮名も英語のアルファベットと同様に表音文字です。

 

それぞれの平仮名が特定の音を持ちます。

 

1つの平仮名が2つ以上の音を持つことはありません。

 

それに対して日本語の漢字は表意文字です。

 

表意文字である日本語の漢字は、特定の音ではなく特定の意味を持った文字です。

 

例えとして「黄砂」という漢字を用意します。

 

今ではおなじみのこの言葉は「こうさ」と読むことができます。

 

しかし、はじめてこの単語に出会ったとき、何と読めばいいのか正確な答えは分からないと思います。

 

「黄」は「き」とも「こう」とも「おう」とも読むことができます。

 

「砂」についても「すな」や「さ」、まれに「しゃ」と読むことができます。

 

そのため、どう読めば正解なのか分かりません。

 

ですが、「きいろのすな」なのだなという意味は日本人であれば誰にでも分かると思います。

 

「黄」という漢字は読み方が変わっても「黄色」という意味を表しますし、「砂」は読み方が変わっても「すな」という意味を表します。

 

このように日本語の漢字は表意文字なのです。

 

それぞれの漢字が特定の意味を持っています。

 

これによる日本語のメリットは仮に知らない漢字が出てきて、それが読めないとしても見れば意味は何となく分かるということです。

 

逆に表音文字である英語のメリットは、単語を見れば発音が分かるということです。

 

しかし、意味を知らない単語はどれだけ考えても意味は分かりません。

 

「fuselage」という単語を見て、この単語を今まで学んだことがない人はどれだけ眺めていても意味が分かることはないはずです。

 

しかし、「ヒュースレイジ」という発音は綴りを見るだけで何となく分かります。

 

ちなみに「飛行機の胴体部分」という意味です。

 

表音文字と表意文字の違いはこれです。

 

ですので、英語の場合は発音を学ぶことがともて大切になります。

 

正しく発音ができればそれを正しい綴りで書けるようになるからです。

 

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次の記事はコチラ:英語以外の言語を学ぶには英語が必要

 

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