これから英語をはじめる人へ
私は今まで何年も英語の学習を続けてきましたが、今それを振り返ると、明らかに一番大変で難しく止めたくなる時期がありました。
それはTOEICで800点を超えたときでもなければ、海外の一人旅に挑戦をしたことでもありません。
私の経験の中で一番困難だったと感じた時期は、英語の学習をはじめたばかりのときでした。
英語の学習をはじめたばかりのときは、知識がないため、何を学ぶにしても理解に苦しむものでした。
また、学習に慣れていないため、たった20分の学習でさえも苦しく、とてもじゃないけど1時間続けることなど不可能に感じたものです。
さらには学習をしても英語が話せるようになる気配すら感じることができませんでした。
しかし、このもっとも困難な時期を越えるとそこからはラクになりました。
すでに多少の知識が身についているので、新しいことを学ぶときも理解がしやすかったです。
学習への慣れがあるので、1時間程度の勉強をすることも苦痛ではありませんでした。
何より英語が上達しているという実感が持てるようになったので学習をしていて楽しかったです。
「英語が話せるようになりたい」と期待に胸を膨らませて挑戦をするのですが、学習の初期段階で英語を学ぶ楽しさや上達する楽しさを感じることはほとんどの人ができないものです。
そして学習経験が長くなるにつれて、やっと英語を学ぶ楽しさを感じられるようになっていきます。
英語の学習とはこういうものです。
これを知らずして、初期段階で英語を学ぶことは困難なことなのだと感じてしまい、学習を断念してしまう人が本当にたくさんいて残念に思います。
もう少し我慢をしてこれを乗り越えれば楽しくなり、上達もするのに・・・私はいつもこう思います。
英語の学習とは例えるなら、大きな大きな鉄球を押して転がす作業のようです。
止まっている鉄球はどれだけ強く押してもなかなか動き出しません。
このはじめの一歩を動かすことにもっとも大きなエネルギーが必要になります。
そして、一旦鉄球が転がりはじめると後は軽く押してあげるだけで自然と転がっていきます。
このように、鉄球を動き出させるはじめの作業がもっとも大変なのです。
英語もこれとまったく同じで、はじめが一番辛く、大変であり、また困難でもあります。
英語の習得とはこの時期を乗り越えられるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。
なんとしてもこのはじめの一歩をクリアするのだという強い意思を持つことが成功の秘訣です。
多くの人ははじめのこの一歩に耐えられず脱落をしていきます。
つまり、生き残るためには学習の初期段階で脱落をしないことが絶対条件になります。
いきなり厳しい現実を突きつけましたが、この事実を知った上で英語の学習をはじめていきましょう。
そうすれば辛い学習の初期段階も当たり前だというスタンスで立ち向かうことができます。
まさに「英語は分からないはじめのうちはおもしろくないもの、しかし、分かりはじめるとおもしろくなっていくもの」です。
次からは最速最短で英語をマスターする方法を解説していきます。
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