英語教材の未来像
私は今までたくさんの英語教材と英会話教材を買って使ってきました。
そして、そのほとんどがCDとテキストがセットになっているものでした。
近年になってDVDやパソコンソフトで学ぶ教材も増えましたが、それでも主流はCDとテキストです。
なぜこれほど生活が進化しても、英語教材の形態は昔から変わらないのか?ということを常々思っていました。
今ではCDの音声はハードディスクに取り入れることができるので、一度だけしかCDは必要にはなりません。
テキストについても持ち歩くことには適しておらず、スマートフォンやタブレットから閲覧できる仕組みの方が絶対に便利だと思います。
このように、現在の英語教材というのは10年前と比較をしてもほとんど変化がありません。
私は英語教材の未来像として、音声はダウンロード形式、テキストは電子媒体で閲覧、購入者同士がSNSでコミュニケーションを取るというものを期待しています。
そうすればCDをプレスする原価やテキストを製本する原価もかかりません。
SNSで教材の購入者同士が教え合いをすれば、サポートのコストも不要になります。
何より、場所を問わず英語を学ぶ人とつながりができ、それが学習へのモチベーションにもなるでしょう。
これらが実現すればまだまだ高いというイメージの英語教材も、もしかしたら近い将来ますます低価格化するかもしれません。
当然ですが、価格が安くなれば英語教材を買うまでの決意が簡単になるし、予算の壁もなくなるのでより多くの人が教材を買うことができるようになるものです。
そうすれば、ますます多くの人が英語を勉強するチャンスを手に入れることができるようになります。
そして、日本人の英語力が上がっていく、このような将来が期待できます。
つまりは、英語教材の形態が変化し、それによって低価格化が実現することは英語学習者だけでなくすべての日本人にとってプラスになるというわけです。
だからこそ、教材の販売会社は教材の質を高めるだけでなく、どうすればより多くの人に使うチャンスを与えられるかを考えるべきです。
この両方の面を強化してくれることを期待しています。
そして、この話の裏を考えれば将来的に厳しくなる英語教材の業者があることが分かります。
それは宣伝活動に大金を注ぎ込んで、多くのユーザーを獲得しようとしている業者です。
ダウンロード形式の英語教材が主流になれば、英語教材の低価格化が進みます。
そうなれば、今までは宣伝活動に大金を注ぎ込んでも採算が取れていたものの、販売価格が下がれば採算が取れなくなります。
つまり、赤字になってしまうということです。
教材の内容ではなく宣伝活動で勝負をしている業者は今後大きく苦しむことになるでしょう。
そして、本当に内容が優れた教材の販売業者のみが生き残ることでしょう。
これは、われわれ英語学習者にとってはありがたいことです。
教材が安い価格で手に入り、内容も良くなる、早くこんな時代が来て欲しいものです。
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